RMSウィザードは大きく2つに分類されます。
RMS Wizard Tools
以下のコンポーネントを含む汎用パッケージです。
hvw
RMS構成設定用のコマンドです。
SCALABLE アプリケーションウィザード
スケーラブルアプリケーションの設定を行います。
STANDBY アプリケーションウィザード
スタンバイアプリケーションの設定を行います。
リソースウィザード
ファイルシステム、ボリュームマネージャ、IPアドレスなどの基本的なリソース用のスクリプト、ディテクタを提供します。これらは、RMS Wizard Kitのコンポーネントだけでなく、SCALABLE および STANDBYウィザードでも使用されます。
RMS Wizard Kit
上位アプリケーション用のウィザードです。あらゆるアプリケーションに対応し、ターンキーの概念に基づいてタスクを実行します。 このタイプのウィザードには、ORACLEウィザードがあります。
参照
RMS Wizard Kitの可用性の詳細については、Wizard for Oracle、Wizard for Networkerなどの各ウィザード製品のマニュアルを参照してください。
ターンキーウィザードは、クラスタアプリケーションをトップダウン形式で一括で設定するためのウィザードです。 このウィザードを使用することによって、クラスタアプリケーションを設定する管理者は、クラスタアプリケーションに関連付けられている基本リソースの活性化や非活性化の優先順位を気にする必要がなくなります。
ターンキーウィザードの多くは、特定の種類のアプリケーション専用に設計されています。
ターンキーウィザードには、SCALABLE ターンキーウィザードおよび STANDBY ターンキーウィザード、ORACLE ウィザードなどがあります。ターンキーウィザードは、すべて大文字で表記します。
リソースウィザード (サブアプリケーションウィザードと呼ぶ場合もあります) はファイルシステムやIPアドレスなど、上位アプリケーションが動作するために必要な資源に対する設定を行います。 これらはターンキーウィザードから起動されます。以下に、主要なリソースウィザードを示します。
Cmdline
StartScript (リソースをOnlineにする)、StopScript (リソースをOfflineにする) および CheckScript (リソースの状態をチェックする) を指定して汎用リソースタイプを 構成します。
Controller
他のクラスタアプリケーションどうしを関連付けて使用するための設定を行います。
Gds
GDSに管理されたディスククラスを設定します。
Gls
RMS環境を使用して GLSのリソースクラスを設定します。
Fsystem
ローカルファイルシステムまたはリモートファイルシステムを設定します。
Ipaddress
クラスタシステムで使用する切替えネットワークで必要な LAN、IPアドレスを設定します。