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Interstage Application Server V13.1.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

4.1 Interstage管理コンソール起動時の異常

ここでは、Interstage管理コンソールを使用した場合のトラブル事例およびその対処について説明します。Interstage管理コンソールで出力されたエラーの対処が、“メッセージ集”を参照しても、対処ができない場合や、本事例に該当しない事象となった場合は、技術員に連絡してくたさい。


スタートメニューまたはショートカットからInterstage管理コンソールを起動すると、Interstage管理コンソール起動に失敗する

本現象が発生した場合は、Interstage管理コンソールが使用していたWebブラウザのプロセスが残存している可能性があります。以下のいずれかの対処を行い、Interstage管理コンソールを起動してください。


■対処方法

Interstage管理コンソールの起動時に、以下の現象が発生、またはエラーメッセージが出力されてログイン画面が表示できない

■無効な証明書を受信しました。あなたの証明書は、認証局によって発行された別の証明書と同じシリアル番号を持っています

本現象が発生した場合は、WebブラウザにInterstage管理コンソール用の証明書が登録されている可能性があります。以下の対処を行ってください。

  1. [コントロールパネル]から[ネットワークとインターネット]-[インターネットオプション]で[コンテンツ]タブを選択します。

  2. [証明書]欄の[証明書]ボタンをクリックします。

  3. [信頼されたルート証明機関]タブを選択し、以下と一致する証明書がないかを確認します。
    発行先:Interstage Application Server
    発行者:Interstage Application Server

  4. 3.で、該当する証明書がある場合は、その証明書を選択し、[削除]ボタンをクリックします。

  5. Webブラウザを再起動し、Interstage管理コンソールに再接続します。


ページに到達できない旨のメッセージが表示される
Internal Server Error

本現象が発生した場合は、以下の原因が考えられます。必要に応じた対処を行ってください。

OS/サービス起動時イベントビューアにエラーメッセージが出力されことがある

OS/サービス起動時、イベントビューアのシステムログに以下のメッセージが出力された場合、OS/サービス起動時のシステム負荷が一時的に高かった可能性があります。

xxx(注)サービスは起動時に停止しました。
xxx(注)サービスは開始時にハングしました。
xxx(注)サービスは次のエラーのため開始できませんでした。
指定されたサービスは無効であるか、または有効なデバイスが関連付けられていないため、開始できません。
xxx(注)サービスへの接続中にタイムアウト (30000 ミリ秒) になりました。

注)xxxは、以下のいずれかのサービスです。

イベントビューアのアプリケーションログを参照して、エラーメッセージに表示されたサービスが正常に起動されているかを確認してください。

サービスが正常に起動されている場合は、対処する必要はありません。本メッセージは無視して、操作を継続してください。

サービスが起動されていない場合は、手動でサービスを起動してください。サービスの起動に失敗した場合は、出力されたメッセージを確認し、“メッセージ集”を参照して対処してください。


Interstage管理コンソールで[ヘルプ]ボタンを押下するとエラーが発生する

以下のエラーメッセージダイアログが発生する場合、対象外のWebブラウザを使用している可能性があります。利用可能なWebブラウザについては、“インストールガイド”を参照してください。

ランタイムエラーが発生しました。
デバッグしますか?

行:xx
エラー:'undefined'は宣言されていません。

Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverのコアダンプが出力される

Red Hat Enterprise Linux 9.0でismngconsolestartコマンドやS99isstartoptoolコマンドでInterstage管理コンソールを起動すると、画面に以下のメッセージが出力され、Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverのコアダンプが出力される場合があります。

Segmentation fault      (コアダンプ) /opt/FJSVihs/bin/httpd -k start -f /etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf -s "#ISCONSOLE" -K

また、Interstage管理コンソールの停止時にもInterstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverのコアダンプが出力される場合があります。

本事象が発生した場合は、環境変数「GLIBC_TUNABLES」に「glibc.rtld.dynamic_sort=1」を設定してからInterstage管理コンソールを起動してください。

環境変数を設定してismngconsolestartコマンドを実行する例:

# export GLIBC_TUNABLES=glibc.rtld.dynamic_sort=1; /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart

本事象の回避方法について詳細は「使用上の注意」の“注意事項” - “Interstage共通の注意事項” - “Red Hat Enterprise Linuxで使用する場合の注意事項” - “Red Hat Enterprise Linux 9.0で使用する場合の注意事項”を参照してください。