ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V13.1.0 Interstage HTTP Server 2.4運用ガイド
FUJITSU Software

1.2 Webサーバのプロセス構成(Windows(R))

クライアントとの多重接続は、スレッド多重で実現しています。
Interstage HTTP Server 2.4のプロセス構成、およびスレッド構成は、環境定義ファイル(httpd.conf)において以下のディレクティブを使用して設定します。


機能概要

ディレクティブ

初期値

クライアント同時接続数

ThreadsPerChild

150

デーモンプロセスが処理可能な接続数

MaxConnectionsPerChild

0(注)

「0」の場合、プロセスが処理する接続数に制限はありません。


上記のディレクティブの設定値とプロセス構成・スレッド構成の関係について以下に説明します。


■Webサーバ起動時のプロセス構成

Webサーバを起動すると、デーモンプロセスはThreadsPerChildディレクティブに設定した数の通信スレッドを生成します。クライアントからのリクエストを受け付けたり、通信を切断したりした場合でも、通信スレッド数の増減はありません。


最大多重動作

クライアントとの同時接続数がThreadsPerChildディレクティブの設定値に達した場合、クライアントからの新しいリクエストはWebサーバ内およびオペレーティングシステム内にキューイングされます。

Webサーバ内の接続待ちキュー数は、1(固定)です。オペレーティングシステム内の接続待ちキュー数は、ListenBacklogディレクティブで最大数を設定します。



■デーモンプロセスが処理可能な接続

デーモンプロセス生成後に受け付ける合計の接続数がMaxConnectionsPerChildディレクティブの設定値を超過した場合、新しいデーモンプロセスを起動します。このとき、古いデーモンプロセスはクライアントにレスポンス返却・コネクション切断後、終了します。

MaxConnectionsPerChildディレクティブの設定値が[0]の場合、プロセスが処理する接続数に制限はありません。