オートスケールを使用したJakarta EEアプリケーションの運用イメージを以下に示します。
スケールアウト
スケールアウトは以下のように動作します。
Jakarta EEアプリケーション配備済みのVMイメージから仮想サーバー(VM)を生成します。
オートスケーリングスクリプトが実行され、Jakarta EEアプリケーションの運用開始に必要な手順を行います。
IP・ホスト一括変更ツール(ismodifyhostinfo)の実行
Webサーバー、Webサーバコネクタ、GlassFishの各定義ファイル内のIPアドレスやホスト名を変換します。
PCMIサービスの起動
DASの起動
GlassFish Serverクラスターの起動
Webサーバーの起動
オートスケーリングスクリプトの実行が正常に完了し、スケールアウトが完了すると、増加したVMが負荷分散装置の振り分け先に登録されます。
スケールイン
スケールインは以下のように動作します。
スケールイン対象の仮想サーバー(VM)が負荷分散装置の振り分け先から解除されます。
オートスケーリングスクリプトが実行され、Jakarta EEアプリケーションの運用停止に必要な手順を行います。
Webサーバーの停止
GlassFish Serverクラスターの停止
DASの停止
PCMIサービスの停止
一括情報採取ツール(iscollectinfo)の実行、オートスケーリングスクリプトのログの収集
iscollectinfoで収集したログ、オートスケーリングスクリプトが出力するログ、IP・ホスト一括変更ツール(ismodifyhostinfo)が出力したログを収集し、圧縮ファイルにします。
圧縮ファイルをVM外のオブジェクトストレージに退避
オートスケーリングスクリプトの実行が正常に完了し、スケールインが完了すると、VMが削除されます。
オートスケールを使用したJakarta EEアプリケーションの運用の手順は、「8.3 オートスケールを使用したJakarta EEアプリケーションの運用」を参照してください。