以下の手順で、クラスターサービス上にGlassFishの環境を構築します。
作業開始時点の運用ノードをノード1、待機ノードをノード2として説明します。
引継ぎIPアドレスを登録したクラスターサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)を起動し、引継ぎIPアドレスを活性化させます。
ノード1で、「GlassFishの設定」と「GlassFishのIPアドレスおよびホスト名の変換」をします。
運用ノードと待機ノードを切り替えて、ノード2にノード1と同じ設定を行います。
GlassFishの設定
GlassFish Serverクラスターの設定やアプリケーションの配備、リソースの作成、JMSの設定などGlassFishの運用に必要な設定を行ってください。
なお、クラスターサービスが起動・停止するPCMIサービスに合わせて、DASやGlassFish Serverクラスターの起動・停止を行いたい場合は、PCMIサービスの出口機能を設定してください。PCMIサービスの出口機能については、「4.2.6 サービスの起動時/停止時の出口機能」を参照してください。
GlassFishのIPアドレスおよびホスト名の変換
GlassFish運用環境の設定で、IPアドレスやホスト名をGlassFishや定義ファイルに設定した場合、以下の手順でGlassFishのIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。
GlassFish運用資産のバックアップ/リストア
リストア時に引継ぎIPアドレス/ホスト名を指定することで、GlassFishに設定されているIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。バックアップ/リストアの手順は、「10.2.2 バックアップ手順」および「10.2.3 リストア手順」を参照してください。
glassfish-acc.xmlの編集
必要に応じて、作成したglassfish-acc.xmlをテキストエディタなどで開いて、以下の値を引継ぎホスト名に変更します。
[編集項目]
target-serverタグのname属性およびaddress属性