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Interstage Application Server V13.1.0 アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
FUJITSU Software

5.12.8 POAManagerの活性化と終了待機

POAに関連付けられたPOAManagerのactivate()を発行することで、クライアントからの受信待ち状態となります。activate()発行直後に、ORBクラスのrun()メソッドを発行します。これにより、サーバアプリケーションは終了せず待機状態となります。


POAManagerの活性化】

try {
    // POAマネージャのactivate
    rootPOA.the_POAManager().activate();
    Orb.run();
}
catch( java.lang.Exception e ) {
    ... // 例外処理
}

注意

動作上、activate()発行時に終了待機状態となるため、run()メソッドには制御は移りません。このため、run()メソッドは機能的には何も行いません。しかし、アプリケーションの可搬性の面からrun()メソッドを記述することを推奨します。

注意

以下の条件のとき、POAManagerのactivate()が復帰せずにサーバアプリケーションが終了します。

  • サーバアプリケーションをプロセスモードで作成している場合  かつ

  • サーバアプリケーションをCORBAワークユニット運用している場合  かつ

  • CORBAワークユニットを停止した場合

POAManagerのactivate()の後に後処理を行う場合は、サーバアプリケーションをスレッドモードで作成するか、またはワークユニットの出口機能を利用してください。ワークユニットの出口機能に関しては、“OLTPサーバ運用ガイド”の“ワークユニットの出口機能”を参照してください。