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Big Data Integration ServerV1.5.0 検索編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

2.3.4 プレソート機能選択の指針

プレソート機能は、登録されたソートキーによるソート処理をShunsakuシステム起動時に実施し、そのソート結果をdirectorのメモリ上にインデックスとして展開しておくことで、登録されたソートキーに対して高速にソート結果を返却する機能です。

ただし、プレソート機能ではインデックス用にメモリ量を必要とするため、システムの資源量見積り時に付加算出する必要があります。

ソート機能とプレソート機能のメリット、デメリットおよび適用業務を以下に示します。

機能名

メリット

デメリット

適用業務

プレソート機能

検索結果件数に関わらず定型のソート処理を含む検索処理時間は早い。

  • directorでインデックス用のメモリが必要。

  • Shunsakuシステムでdirectorが1つしか配置できない。

特定項目の高速ソートが必要な検索処理。
(オンライン検索向け)

ソート機能

  • directorでインデックス用のメモリは必要ない。

  • 複数のdirectorが配置されたShunsakuシステムで使用可能。

検索結果件数によって、ソートがある検索処理の処理時間が変わる。

ソート条件を特定できない検索処理。

(バッチ検索向け)

プレソート機能は、director用動作環境ファイルおよびプレソート定義ファイルで設定します。

参照