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Enterprise Postgres 15 クラスタ運用ガイド(PRIMECLUSTER編)

1.2 フェイルオーバ運用のシステム構成

以下の図ではGDS ボリューム(共用ディスク)上にファイルシステムがあり、ノード1でのみマウントされます。

このファイルシステム上に以下のFujitsu Enterprise Postgresの資源を配置します。

Fujitsu Enterprise Postgresプロセスは、ノード1でのみで活性化された論理IPアドレス、または引継ぎIPアドレス上で、データベースにアクセスするユーザーアプリケーションの接続を待ち受けています。

ノード1で何らかの異常を検知した場合には、PRIMECLUSTERによって、ファイルシステムがノード2においてマウントされ、論理IPアドレス、または引継ぎIPアドレスが、ノード2において活性化されます。また、Fujitsu Enterprise Postgresプロセスもノード2において起動されます。論理IPアドレス、または引継ぎIPアドレスは不変であるため、ユーザーアプリケーションは、データベースコネクションを再接続するだけで、ノード2のFujitsu Enterprise Postgresプロセスにアクセスすることができます。