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Enterprise Postgres 15 セキュリティ運用ガイド

7.5 監視方法の提案

機密管理者は、機密管理の定義を実行した後も、意図したとおりに安全にデータベースが運用されていることを保証しなければなりません。機密管理支援機能だけを使用しているならば、そのような心配をする必要はありません。しかし、機密管理支援機能は、この機能を使わずにテーブルやロールの定義を変更することを禁止しません

ですから、そのような行為が行われたことを検知しなければなりません。

しかし、検知したとしても対処を忘れるかもしれません。ですから、定期的に、機密レベルや機密グループと、実際の機密オブジェクトやロールの定義が一致していることの差分を確認しなければなりません。もちろん、仮に不一致だったとしても、機密オブジェクトやロールの方が、より厳しい属性や権限を設定されていたのならば問題ないでしょう。

ここで示す手順は、一致することを目標とします。