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Enterprise Postgres 15 セキュリティ運用ガイド

4.5 暗号化

データの盗難や通信の盗聴など、情報漏えい発生時のデータの不正利用を防ぐため、以下の暗号化対策を実施します。

通信の暗号化

データベースサーバとクライアント間におけるネットワーク上の盗聴に備え、暗号化機能を使用し、通信の暗号化を実施します。

通信の暗号化については、“Fujitsu Enterprise Postgres 運用ガイド”の“Secure Sockets Layerによる安全な通信の構成”を参照してください。

データの暗号化

データの盗難に備え、暗号化機能を使用し、データの暗号化を実施します。暗号化は、以下のデータを対象とします。

  • データベースへの格納データ

  • バックアップデータ

  • データファイル

データの暗号化については、“Fujitsu Enterprise Postgres 運用ガイド”の“透過的データ暗号化による格納データの保護”を参照してください。

暗号鍵の管理

暗号化で使用する暗号鍵に対しては、アクセス可能な人物を最小限のデータベース管理者に限定します。

また、暗号化された情報が容易に復号されないように、ライフサイクル(生成、配布、保存、廃棄など)ごとに暗号鍵を適切に管理する仕組みを作り、暗号鍵を厳重に管理します。

暗号鍵の管理については、“Fujitsu Enterprise Postgres 運用ガイド”の“Secure Sockets Layerによる安全な通信の構成”および“透過的データ暗号化による格納データの保護”を参照してください。