ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 15 セキュリティ運用ガイド

3.2 アカウント管理ポリシーの策定

アカウント管理ポリシーの策定では、以下を実施し、策定したポリシーを文書化します。

システム利用者と役割の整理

登場人物について”にもとづいて、対象とするシステムで必要な役割を洗い出します。また、役割ごとに要員を整理します。

アカウントの整理

役割ごとに適切な権限を持つようにアカウントを整理し、アカウントのポリシーを決定します。

  • データベース管理者アカウント

    • データベース管理者とデータベース運用者でアカウントを分ける

    • データベース管理者アカウントは、特定の人しか利用できないようにする

    • データベース管理者権限を必要としない作業は、データベース管理者権限なしの別アカウントで実施する

  • 一般アカウント

    アプリケーションの用途ごとに一般利用者のアカウントを作成する

アカウント管理ポリシーの見直し

セキュリティ対策を有効に実施するため、アカウントに関して、以下の見直しを実施します。

  • 整理したアカウント、権限を定期的にチェックし、状況に適しているかを判断する

  • システム変更や運用変更があった場合は、アカウント、権限を見直す

  • 不適切なアカウント、権限を発見した場合は、再度、アカウントを整理する