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Enterprise Postgres 15 セキュリティ運用ガイド

1.5.1 セキュリティの対象者

Fujitsu Enterprise Postgresで構築するシステムでは、セキュリティに関する対象者を“責任者”、“管理者”、“利用者”とします。堅牢なセキュリティシステムを構築するために、それぞれの立場でセキュリティ対策を講じる必要があります。

セキュリティの対象者と“1.3 セキュリティの脅威”で示した登場人物についてのマッピングを下表に示します。

セキュリティの対象者

登場人物

責任者

システム責任者

管理者

システム開発者

システム管理者

システム運用者

データベース管理者

データベース運用者

利用者

一般利用者

社内利用者

責任者

セキュリティポリシーを定め、組織全体の運用方針を決定します。

責任者の作業については、“第3章 責任者の作業”を参照してください。

管理者

システムを設計、構築および運用します。その際、管理者は、責任者が定めたセキュリティポリシーに従い、セキュリティ対策を実施する必要があります。

管理者の作業については、“第4章 管理者の作業”を参照してください。

利用者

データベースをアクセスする不特定多数の人であり、管理者以外の人です。データベースシステムに登録されている必要があり、データベースをアクセスする権限によりアクセスを制限されます。

利用者の作業については、“第5章 利用者の作業”を参照してください。