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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(Textアダプタ編)
FUJITSU Software

4.2.8 差分ログからのインデックスの更新

差分ログからのインデックスの更新手順について説明します。

インデックスの更新方法には、Accela BizSearchのインデックスに対する検索サービスを停止してから行う方法と、Accela BizSearchのインデックスに対する検索サービスを停止しないで行う方法があります。
インデックスに対する検索サービスを停止しないでインデックスを更新する場合、サービス中のインデックスをいったん複写し、複写先のインデックスを更新したあと、サービス中のインデックスと切り替えます。このため、検索サービスの停止は、インデックスを切り替える瞬間となりますが、インデックスのディスク容量は2倍必要となります。

インデックスに対する検索サービスを停止してインデックスを更新する場合、インデックスのディスク容量は、サービス中のインデックスのディスク容量となりますが、インデックスの更新中の間、検索サービスを停止する必要があります。

Accela BizSearchのインデックスに対する検索サービスを停止する場合

  1. 差分ログからの収集文書リストファイルとマップファイルの作成
    Textアダプタコマンド(rdbtais -r diffコマンド)を使用して、収集文書リストファイルとマップファイルを作成します。Textアダプタ定義は、インデックス初期作成時のものを使用します。

  2. インデックスのサービス停止
    インデックス管理コマンド(インデックスのサービス停止-isususpendコマンド-)を使用して、インデックスのサービスを停止します。
    サービスを停止すると、サービスを再開するまで、インデックスを使用した検索処理は実行できません。

    参照

    インデックス管理コマンドについては、“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。

  3. インデックスの更新
    収集文書リストファイル、マップファイルおよびインデックスの初期作成時に使用したインデックス定義ファイルを入力情報として、インデックスを更新します。更新は、インデックス管理コマンド(isuindexコマンド)を使用します。

    参照

    インデックス管理コマンドについては、“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。

  4. インデックスのサービス再開
    インデックス管理コマンド(インデックスのサービス再開-isurestartコマンド-)を使用して、インデックスのサービスを再開します。サービスを再開すると、最新のインデックスを使用した検索処理が実行できます。

    参照

    インデックス管理コマンドについては、“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。

注意

インデックスの更新が正常終了した場合、収集文書リストファイルとマップファイルは不要になります。必要に応じてファイルを削除してください。

以下に、Accela BizSearchのインデックスに対する検索サービスを停止して、インデックスを更新する場合の操作例を示します。

$ rdbtais -r diff -c isdef01 -m /usr/TEXTADP/map1 -f /usr/TEXTADP/list1 -w /tmp     	(1)
$ isususpend /usr/TEXTADP/INDEX                                                     	(2)
$ isuindex -index /usr/TEXTADP/INDEX -conf /usr/TEXTADP/indexdef1 
                     -list /usr/TEXTADP/list1 -map /usr/TEXTADP/map1                	(3)
$ isurestart /usr/TEXTADP/INDEX                                                     	(4)

(1)収集文書リストファイルおよびマップファイルを作成します。

(2)インデックスのサービスを停止します。

(3)インデックスを更新します。

(4)インデックスのサービスを再開します。

Accela BizSearchのインデックスに対する検索サービスを停止しない場合

  1. 差分ログからの収集文書リストファイルとマップファイルの作成
    Textアダプタコマンド(rdbtais -r diffコマンド)を使用して、収集文書リストファイルとマップファイルを作成します。Textアダプタ定義は、インデックスの初期作成時のものを使用します。

  2. インデックスの複写
    インデックス管理コマンド(インデックスのコピー-isucpidxコマンド-)を使用して、運用中のインデックスを複写します。

    参照

    インデックス管理コマンドについては、“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。

  3. インデックスの更新
    収集文書リストファイル、マップファイルとインデックスの初期作成時に使用したインデックス定義ファイルを入力情報として、複写先のインデックスを更新します。更新は、インデックス管理コマンド(isuindexコマンド)を使用します。

    参照

    インデックス管理コマンドについては、“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。

  4. インデックスの差替え
    運用中のインデックスと、更新した最新のインデックスを差し替えます。インデックスの差替えは、インデックス管理コマンド(インデックス差替え-isuchgidxコマンド-)を使用します。差替えコマンドにより、今まで運用中であったインデックスは削除され、更新した最新のインデックスが運用中となります。

    参照

    インデックス管理コマンドについては、“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。

注意

インデックスの更新が正常終了した場合、収集文書リストファイルとマップファイルは不要になります。必要に応じてファイルを削除してください。

以下に、Accela BizSearchのインデックスに対する検索サービスを停止しないで、インデックスを更新する場合の操作例を示します。

$ rdbtais -r diff -c isdef01 -m /usr/TEXTADP/map1 -f /usr/TEXTADP/list1 -w /tmp    	(1)
$ isucpidx /usr/TEXTADP/INDEX /usr/TEXTADP/INDEX2                                  	(2)
$ isuindex -index /usr/TEXTADP/INDEX2 -conf /usr/TEXTADP/indexdef1 
                     -list /usr/TEXTADP/list1 -map /usr/TEXTADP/map1               	(3)
$ isuchgidx /usr/TEXTADP/INDEX /usr/TEXTADP/INDEX2                                 	(4)

(1)収集文書リストファイルおよびマップファイルを作成します。

(2)運用中のインデックスを複写します。

(3)複写したインデックスを更新します。

(4)インデックスを差し替えます。

注意

インデックスの操作に関して、“Accela BizSearch アドミニストレーターズガイド”で説明しているインデックスの運用管理コマンド(issrvコマンドを除く)は使用できません。“Accela BizSearch プログラマーズガイド”で説明しているインデックス管理コマンドを使用してください。“Accela BizSearch アドミニストレーターズガイド”で説明しているインデックスの運用管理コマンドと、Textアダプタのインデックスの運用の対応関係については、“付録E Accela BizSearch 開発キットとの組合せ運用付録E Accela BizSearch 開発キットとの組合せ運用”を参照してください。