ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

N.6.1 DBミラーリングシステムの環境の再構築

DBミラーリングシステムの環境の再構築では、DCUの再構築を実施します。

DBミラーリングシステムの簡易セットアップを利用したDCU再構築の方法について説明します。

操作の手順

注) 正系ノードでのデータベースの一括同期の実行により、副系ノードのデータベースが同期されます。

データベースサーバ1の操作

  1. DBミラーリングシステムのデータベース資源の削除を、dxunsetupdbコマンドで行います。

    > dxunsetupdb
  2. データベースサーバを停止します。

  3. モニタデーモンを停止します。

    > dxstop
  4. DBミラーリングシステムのファイル資源の削除を、dxunsetupflコマンドで行います。

    > dxunsetupfl
  5. DBミラーリングシステムのファイル資源の作成をdxsetupflコマンドで行います。

    > dxsetupfl -s primary -h データベースサーバ2のホスト名 -p ポート番号 -d DBミラーリングシステム資源配置先
  6. モニタデーモンを起動します。

    > dxstart
  7. データベースサーバを起動します。

  8. DBミラーリングシステムのデータベース資源の作成を、dxsetupdbコマンドで行います。

    > dxsetupdb
  9. データベースの一括同期を、dxsyncdbコマンドで行います。

    > dxsyncdb -C -wm データベースサーバ1の作業用ディレクトリ
  10. DBミラーリングサービスを開始します。

    > dxsvstart -c

データベースサーバ2の操作

  1. DBミラーリングシステムのデータベース資源の削除を、dxunsetupdbコマンドで行います。

    > dxunsetupdb
  2. データベースサーバを停止します。

  3. モニタデーモンを停止します。

    > dxstop
  4. DBミラーリングシステムのファイル資源の削除をdxunsetupflコマンドで行います。

    > dxunsetupfl
  5. DBミラーリングシステムのファイル資源の作成を、dxsetupflコマンドで行います。

    > dxsetupfl -s secondary -h データベースサーバ1のホスト名 -p ポート番号 -d DBミラーリングシステム資源配置先
  6. モニタデーモンを起動します。

    > dxstart
  7. イベントログを確認し、以下のメッセージにより、正系ノードでのdxsyncdbコマンドによるデータベースの一括同期の完了を確認します。

    12110: データベースの一括同期が正常終了しました
  8. データベースサーバを起動します。

  9. DBミラーリングサービスを開始します。

    > dxsvstart -r

アプリケーションサーバの操作

  1. 利用者業務を停止します。

  2. 利用者業務を再開します。

注意

データベース定義数およびデータ量はデータベースの一括同期コマンドの処理時間に影響を与えます。

参考

DCUの詳細については“3.6 DBミラーリング Control Unit”を参照してください。