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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

3.6 DBミラーリング Control Unit

DBミラーリング Control Unit(以降、DCUと呼びます)とは、以下の2つの構成における資源の総称です。

DCUは、2つのRLPで構成されます。この2つのRLPのうち、正系ノードから副系ノードにRERUNログを送付しているRLPを主系RLPと呼び、副系ノードから正系ノードへRERUNログを送付するRLPを従系RLPと呼びます。
DBミラーリングシステムの運用中は、主系RLPを利用し、従系RLPは待機しており、RERUNログの送付は行いません。従系RLPは、ノード切替えによって主系RLPになり、RERUNログの送付を行います。
また、主系RLP、従系RLPの各RLP内において、RERUNログの複写元を複写元RLP、複写先を複写先RLPと呼びます。
DCUの構成を以下に示します。

図3.4 DCUの構成

スケーラブルログ運用時のDCUの構成

スケーラブルログ運用を行うRDBシステムにおいて、DBミラーリングシステムによる二重化の運用を行う場合は、ロググループ単位にDCUを構築する必要があります。
スケーラブルログ運用時のDCUの構成について、概要を以下に示します。

図3.5 スケーラブルログ運用時のDCUの構成

システムロググループ、およびユーザロググループを二重化の対象にできます。DCUを構築したロググループが二重化の対象となるため、すべてのロググループに対してDCUを構築してください。なお、監査ログ用ロググループはノードごとの情報を管理するため、二重化の対象にはなりません(DCUの構築は不要です)。