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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

N.2 利用条件

DBミラーリングシステムの簡易セットアップを利用するための条件について説明します。

想定するデータベースの規模

DBミラーリングシステムの簡易セットアップは、データベースの規模が小さく、かつ、簡易なデータベース運用を行うシステムを対象とします。

以下に想定するデータベースの規模を示します。

項目

想定規模

備考

データベース定義数

表DSIと順序数の総和が1250個程度

最大5000個程度まで

データ量

100ギガバイト程度まで

更新ログ量

利用者業務で発生するRERUNログの全体容量が750メガバイト程度

最大3000メガバイト程度まで

注意

  • これらの想定規模を上回る場合は、通常のセットアップを実施してください。

  • データベース定義数およびデータ量はデータベースの一括同期コマンドの処理時間に影響を与えます。

適用条件

DBミラーリングシステムの簡易セットアップを利用するには、以下の適用条件があります。

項目

内容

備考

データベースサーバの構成

ファイルシステムやハードウェア構成、ディレクトリ構成を一致させてください。

データベース環境

資源の配置場所は完全一致させる必要があります。

データベース定義

2つのデータベースサーバ間で完全一致となります。

利用者

データベース管理者が実行します。2つのサーバ間で一致させてください。

RDBシステム名

2つのデータベースサーバ間で一致させてください。

スケーラブルログ環境

利用できません。

利用者登録の使用宣言

利用できません。

データの暗号化

利用できません。

DBミラーリングシステムの資源

DBミラーリングシステムの資源の配置先ディレクトリ構成は2つのデータベースサーバ間で一致させてください。

DBミラーリングシステムのすべての資源は、dxsetupflコマンドのdオプションに指定するディレクトリ配下に配置されます。

DBミラーリングシステムのチューニング

できません。