想定するデータベースの規模
DBミラーリングシステムの簡易セットアップは、データベースの規模が小さく、かつ、簡易なデータベース運用を行うシステムを対象とします。
以下に想定するデータベースの規模を示します。
項目 | 想定規模 | 備考 |
---|---|---|
データベース定義数 | 表DSIと順序数の総和が1250個程度 | 最大5000個程度まで |
データ量 | 100ギガバイト程度まで | |
更新ログ量 | 利用者業務で発生するRERUNログの全体容量が750メガバイト程度 | 最大3000メガバイト程度まで |
注意
これらの想定規模を上回る場合は、通常のセットアップを実施してください。
データベース定義数およびデータ量はデータベースの一括同期コマンドの処理時間に影響を与えます。
適用条件
DBミラーリングシステムの簡易セットアップを利用するには、以下の適用条件があります。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
データベースサーバの構成 | ファイルシステムやハードウェア構成、ディレクトリ構成を一致させてください。 | |
データベース環境 | 資源の配置場所は完全一致させる必要があります。 | |
データベース定義 | 2つのデータベースサーバ間で完全一致となります。 | |
利用者 | データベース管理者が実行します。2つのサーバ間で一致させてください。 | |
RDBシステム名 | 2つのデータベースサーバ間で一致させてください。 | |
スケーラブルログ環境 | 利用できません。 | |
利用者登録の使用宣言 | 利用できません。 | |
データの暗号化 | 利用できません。 | |
DBミラーリングシステムの資源 | DBミラーリングシステムの資源の配置先ディレクトリ構成は2つのデータベースサーバ間で一致させてください。 | DBミラーリングシステムのすべての資源は、dxsetupflコマンドのdオプションに指定するディレクトリ配下に配置されます。 |
DBミラーリングシステムのチューニング | できません。 |