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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

M.2.2 RDBコマンド

DBミラーリングサービスの状態別に使用できるRDBのコマンドを、ノード毎に以下の表に示します。なお、モニタデーモンは起動中、Symfoware/RDBの起動中/停止中は実行可能な状態であることを前提とします。

正系ノード

表M.7 DBミラーリングサービスの状態別RDBコマンドの実行可否(正系ノード)

分類

コマンド名

初回
サービス開始前
(注1)

正系サービス運用中

サービス停止中

リカバリ停止

通常停止

緊急停止

データベースの運用操作

rdbstart

×(注2)

rdbstop

rdbinh,rdbpmt,rdbrtr,rdbrls

データベースの定義・創成

rdbunl,rdbunlx

rdbunlsql

(注3)

(注3)

rdbupt

×

×

rdbfmt

rdbsuloader,rdbsloader,
rdbsaloader,rdbddlex,rdbddlfix

×

×

データベースの保守・管理

rdbalmdsi,rdbgcdsi,
rdbalidx -d,rdbexdsi

rdbalidx -s

×

×

データベースのバックアップ・リカバリ

rdbdmp,rdbdvinf,rdbrcv,
rdbadjrcv,rdbexspc

rdbsetrp

ログの運用操作

rdblog

RDBディクショナリとRDBディレクトリファイルの運用操作

rdbcrdic,rdbgcdic,rdbaldic,
rdbscldir,rdbrcvdic,rdbdmpdic

データの暗号化

rdbenckey

×

データベースの運用におけるチューニング

rdbcrbf,rdbdrbf,rdbprtbf,
rdbconbf,rdbdisbf,rdbups,
rdbpldic,rdbresident

性能情報

rdbsar,rdbps,rdblkinf,
rdbpmreport,rdbpmsetup,
rdbpmsqllist

運用情報

rdbinf,rdbprt,rdbspcinf,
rdbprdic

rdbudsi

トランザクションモニタとの連携

rdbxarcv, rdbprxid

×

業務アプリケーションのコンパイル・リンク

sqlcc,sqlpc,
sqlpcob,sqlcobol

運用監視

rdbcninf,rdbterm

チューニングツール

rdbexecsql

○(注4)

セキュリティ機能

rdbaudit,rdbrcvadt,
rdbunladt

Symfoware Server Advanced Backup Controller を利用した運用

rdbmrrcv

○:実行可能
△:実行可能(条件付き)
×:実行不可能
注1)セットアップからDBミラーリングサービスを開始するまでの実行可否を示します。
注2)DBミラーリングサービスはSymfoware/RDBを起動してから開始させる必要があるため、DBミラーリングサービスの運用中にrdbstartコマンドを実行することはありません。
注3)順序番号を取得するようなSQL文は実行できません。
注4)実行するSQL文に依存します。詳細は、“M.2.3 SQL文”を参照してください。

ポイント

Symfoware/RDBが停止中に実行するコマンドは、DBミラーリングサービスを停止状態にする必要があります。

副系ノード

表M.8 DBミラーリングサービスの状態別RDBコマンドの実行可否(副系ノード)

分類

コマンド名

初回
サービス開始前
(注1)

副系
サービス運用中

サービス停止中

リカバリ停止

保守停止

通常停止

緊急停止

データベースの運用操作

rdbstart

×
(注2)

rdbstop

rdbinh,rdbpmt,rdbrtr,rdbrls(注3)

×

データベースの定義・創成

rdbunl,rdbunlx(注3)

×

rdbunlsql(注3)

△ (注4)

rdbupt

×

×

×

×

×

rdbfmt,rdbsuloader,rdbsloader,
rdbsaloader,rdbddlex,rdbddlfix

×

×

×

データベースの保守・管理

rdbalmdsi,rdbgcdsi,
rdbalidx -d,rdbexdsi(注3)

×

rdbalidx -s

×

×

×

データベースのバックアップ・リカバリ

rdbdmp,rdbdvinf,rdbrcv,rdbadjrcv(注3)

rdbexspc(注3)

×

rdbsetrp

ログの運用操作

rdblog -H -t(注3)

×

rdblog (上記以外)

RDBディクショナリとRDBディレクトリファイルの運用操作

rdbcrdic,rdbgcdic,rdbaldic,
rdbscldir,rdbrcvdic,rdbdmpdic

データの暗号化

rdbenckey

×

データベースの運用におけるチューニング

rdbcrbf,rdbdrbf(注5),rdbprtbf,
rdbconbf(注6),rdbdisbf(注7),rdbups,
rdbpldic

rdbresident

×

×

性能情報

rdbsar,rdbps,rdblkinf
rdbpmreport,rdbpmsetup,
rdbpmsqllist

運用情報

rdbinf,rdbprt,rdbspcinf,
rdbprdic

rdbudsi(注3)

×

トランザクションモニタとの連携

rdbxarcv, rdbprxid

×

業務アプリケーションのコンパイル・リンク

sqlcc,sqlpc,
sqlpcob,sqlcobol

運用監視

rdbcninf,rdbterm

チューニングツール

rdbexecsql

○(注8)

セキュリティ機能

rdbaudit,rdbrcvadt,
rdbunladt

Symfoware Server Advanced Backup Controller を利用した運用

rdbmrrcv

○:実行可能
△:実行可能(条件付き)
×:実行不可能
注1)セットアップからDBミラーリングサービスを開始するまでの実行可否を示します。
注2)DBミラーリングサービスはSymfoware/RDBを起動してから開始させる必要があるため、DBミラーリングサービスの運用中にrdbstartコマンドを実行することはありません。
注3)RERUNログ反映処理と競合する可能性があるため、DBミラーリングサービスがリカバリ停止中に実行することを推奨します。
注4)順序番号を取得するようなSQL文は実行できません。
注5)DSIと共用バッファプールとの実際の結合解除が遅延している場合は、異常終了します。
注6)RERUNログ反映処理後はrdbconbfコマンドを実行できません。
RERUNログ反映処理によって、対象のDSIがデフォルトバッファと結合しているためです。
注7)実行可能です。ただし、RERUNログ反映処理後の場合は、DBミラーリングサービスの保守停止完了、または通常停止完了の後にDSIと共用バッファプールとの実際の結合解除が実施されます。
注8)実行するSQL文に依存します。詳細は、“M.2.3 SQL文”を参照してください。

ポイント

Symfoware/RDBが停止中に実行するRDBコマンドは、DBミラーリングサービスを停止状態にする必要があります。