DBミラーリングサービスの状態別に使用できるRDBのコマンドを、ノード毎に以下の表に示します。なお、モニタデーモンは起動中、Symfoware/RDBの起動中/停止中は実行可能な状態であることを前提とします。
正系ノード
分類 | コマンド名 | 初回 | 正系サービス運用中 | サービス停止中 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リカバリ停止 | 通常停止 | 緊急停止 | |||||||
データベースの運用操作 | rdbstart | ○ | ×(注2) | ○ | ○ | ○ | |||
rdbstop | ○ | ||||||||
rdbinh,rdbpmt,rdbrtr,rdbrls | ○ | ||||||||
データベースの定義・創成 | rdbunl,rdbunlx | ○ | |||||||
rdbunlsql | △ (注3) | ○ | ○ | △ (注3) | ○ | ||||
rdbupt | × | ○ | ○ | × | ○ | ||||
rdbfmt | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
rdbsuloader,rdbsloader, | ○ | × | × | ○ | ○ | ||||
データベースの保守・管理 | rdbalmdsi,rdbgcdsi, | ○ | |||||||
rdbalidx -s | ○ | × | × | ○ | ○ | ||||
データベースのバックアップ・リカバリ | rdbdmp,rdbdvinf,rdbrcv, | ○ | |||||||
rdbsetrp | |||||||||
ログの運用操作 | rdblog | ○ | |||||||
RDBディクショナリとRDBディレクトリファイルの運用操作 | rdbcrdic,rdbgcdic,rdbaldic, | ○ | |||||||
データの暗号化 | rdbenckey | ○ | × | ○ | ○ | ○ | |||
データベースの運用におけるチューニング | rdbcrbf,rdbdrbf,rdbprtbf, | ○ | |||||||
性能情報 | rdbsar,rdbps,rdblkinf, | ○ | |||||||
運用情報 | rdbinf,rdbprt,rdbspcinf, | ○ | |||||||
rdbudsi | |||||||||
トランザクションモニタとの連携 | rdbxarcv, rdbprxid | × | |||||||
業務アプリケーションのコンパイル・リンク | sqlcc,sqlpc, | ○ | |||||||
運用監視 | rdbcninf,rdbterm | ○ | |||||||
チューニングツール | rdbexecsql | ○(注4) | |||||||
セキュリティ機能 | rdbaudit,rdbrcvadt, | ○ | |||||||
Symfoware Server Advanced Backup Controller を利用した運用 | rdbmrrcv | ○ |
○:実行可能
△:実行可能(条件付き)
×:実行不可能
注1)セットアップからDBミラーリングサービスを開始するまでの実行可否を示します。
注2)DBミラーリングサービスはSymfoware/RDBを起動してから開始させる必要があるため、DBミラーリングサービスの運用中にrdbstartコマンドを実行することはありません。
注3)順序番号を取得するようなSQL文は実行できません。
注4)実行するSQL文に依存します。詳細は、“M.2.3 SQL文”を参照してください。
ポイント
Symfoware/RDBが停止中に実行するコマンドは、DBミラーリングサービスを停止状態にする必要があります。
副系ノード
分類 | コマンド名 | 初回 | 副系 | サービス停止中 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リカバリ停止 | 保守停止 | 通常停止 | 緊急停止 | |||||||||||||
データベースの運用操作 | rdbstart | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
rdbstop | ○ | |||||||||||||||
rdbinh,rdbpmt,rdbrtr,rdbrls(注3) | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
データベースの定義・創成 | rdbunl,rdbunlx(注3) | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
rdbunlsql(注3) | △ (注4) | |||||||||||||||
rdbupt | × | × | × | × | × | ○ | ||||||||||
rdbfmt,rdbsuloader,rdbsloader, | ○ | × | × | × | ○ | ○ | ||||||||||
データベースの保守・管理 | rdbalmdsi,rdbgcdsi, | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
rdbalidx -s | ○ | × | × | × | ○ | ○ | ||||||||||
データベースのバックアップ・リカバリ | rdbdmp,rdbdvinf,rdbrcv,rdbadjrcv(注3) | ○ | ||||||||||||||
rdbexspc(注3) | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
rdbsetrp | ○ | |||||||||||||||
ログの運用操作 | rdblog -H -t(注3) | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
rdblog (上記以外) | ○ | |||||||||||||||
RDBディクショナリとRDBディレクトリファイルの運用操作 | rdbcrdic,rdbgcdic,rdbaldic, | ○ | ||||||||||||||
データの暗号化 | rdbenckey | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
データベースの運用におけるチューニング | rdbcrbf,rdbdrbf(注5),rdbprtbf, | ○ | ||||||||||||||
rdbresident | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
性能情報 | rdbsar,rdbps,rdblkinf | ○ | ||||||||||||||
運用情報 | rdbinf,rdbprt,rdbspcinf, | ○ | ||||||||||||||
rdbudsi(注3) | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
トランザクションモニタとの連携 | rdbxarcv, rdbprxid | × | ||||||||||||||
業務アプリケーションのコンパイル・リンク | sqlcc,sqlpc, | ○ | ||||||||||||||
運用監視 | rdbcninf,rdbterm | ○ | ||||||||||||||
チューニングツール | rdbexecsql | ○(注8) | ||||||||||||||
セキュリティ機能 | rdbaudit,rdbrcvadt, | ○ | ||||||||||||||
Symfoware Server Advanced Backup Controller を利用した運用 | rdbmrrcv | ○ |
○:実行可能
△:実行可能(条件付き)
×:実行不可能
注1)セットアップからDBミラーリングサービスを開始するまでの実行可否を示します。
注2)DBミラーリングサービスはSymfoware/RDBを起動してから開始させる必要があるため、DBミラーリングサービスの運用中にrdbstartコマンドを実行することはありません。
注3)RERUNログ反映処理と競合する可能性があるため、DBミラーリングサービスがリカバリ停止中に実行することを推奨します。
注4)順序番号を取得するようなSQL文は実行できません。
注5)DSIと共用バッファプールとの実際の結合解除が遅延している場合は、異常終了します。
注6)RERUNログ反映処理後はrdbconbfコマンドを実行できません。
RERUNログ反映処理によって、対象のDSIがデフォルトバッファと結合しているためです。
注7)実行可能です。ただし、RERUNログ反映処理後の場合は、DBミラーリングサービスの保守停止完了、または通常停止完了の後にDSIと共用バッファプールとの実際の結合解除が実施されます。
注8)実行するSQL文に依存します。詳細は、“M.2.3 SQL文”を参照してください。
ポイント
Symfoware/RDBが停止中に実行するRDBコマンドは、DBミラーリングサービスを停止状態にする必要があります。