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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

L.2 運用パターンから見た状態遷移

DBミラーリングシステムの運用には以下の状態遷移があります。

運用開始

dxsvstartコマンドの cオプションを実行してDBミラーリングサービスを開始した場合、実行したノードがノード未定状態から正系状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

dxsvstartコマンドの cオプションを実行した後、もう一方のノードにdxsvstartコマンドの rオプションを実行します。コマンドを実行されたノードではノード未定状態から副系状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

通常停止

利用者が正系ノードにdxsvstopコマンドを実行した場合、データベースの等価性を保証した後に両ノードをノード未定状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

フェイルオーバ事象

Mirroring Controllerを利用しているとき、DBミラーリングシステムが正系ノードに異常を検出した場合、正系をRDB停止状態にした後、副系を昇格正系に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

副系組込み

ノード切替えが発生した後、旧正系ノードを副系ノードとして組込みを行います。このとき、副系ノードはRDB停止状態から副系状態へ、正系ノードは昇格正系から正系ノードへ状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

保守停止

利用者が副系ノードにdxsvstopコマンドの mオプションまたはdxsvstopコマンドの rオプションを実行した場合、副系がノード未定状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。