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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

B.2.2 運用形態

両ノードの運用形態の一致の要否は、以下のとおりです。

表B.4 両ノードの運用形態

運用の種類

一致要否

補足

再編成運用

独自運用可能

それぞれのノードで独立した運用が可能です。
たとえば、再編成運用などの物理構成に対する保守は正系ノードと副系ノードで異なるタイミングで実施可能です。

アラーム監視

容量監視

データベースの容量拡張

インデックスの自動再配置

モニタリング

定義変更操作

一致必要

両ノード同時に行う保守手順で、同じ操作をする必要があります。

ロードコマンドによるデータベースの更新

インデックスの活性・非活性

動的定義変更

DSIの切り離し

運用環境の変更

  • ログ環境

一致必要

両ノードで同様の環境設計・運用が必要です。

一致必要:両ノードで一致が必要
独自運用可能:ノードごとの独自運用が可能

注意

アーカイブログ運用を行わない場合は以下の考慮が必要となるため、アーカイブログ運用を行うことを推奨します。

  • 副系ノードのデータベースにメディア障害が発生した場合、アーカイブログによるリカバリ不可のため、正系ノードのデータベースから全件複写が必要です。このとき、正系ノードで実行している業務の停止が必要になります。

  • BC管理DBにメディア障害が発生した場合、アーカイブログによるリカバリが不可のため、DCUの再構築が必要です。このとき、正系ノードで実行している業務の停止が必要になります。

  • 正系ノードのデータベースにメディア障害が発生した場合、アーカイブログによるリカバリが不可のため、副系ノードに切替えて業務継続するか副系ノードのデータベースから全件複写が必要になります。

参照

運用の種類の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。