反映常駐スレッドの多重度数およびトランザクション結合数のチューニングは、RERUNログ反映の性能情報をもとに行います。
RERUNログ反映の性能情報は、rdbbcpfmコマンドのrオプションおよび、pオプションを使用して採取します。
RLP名がrlp001のRERUNログ反映性能情報を採取する例を以下に示します。
RERUNログ反映のコミット順序の保証単位にDSIを選択した場合の表示例
> rdbbcpfm -r -p rlp001 RDBII rdbbcpfm DATE:2012/06/20 TIME:11/51/27 RLPname RefCmdTime RefDaemonNum EmptyTime StdbyTime MaxStdbyTime RefFileNum CapTrnNum StdbyDsiNum IDTcode RefTime ReqTrnNum NoCommitNum RefTrnNum ChgDsiNum RecNum RecSize(k) FmtDsiNum FmtDsiTime rlp001 10:892 2 9:893 16:376 7:214 1 140 4 1 9:953 186 181 6 4 5610 1114 3 1:315 2 9:857 185 182 3 2 5596 1111 5 2:483
RERUNログ反映のコミット順序の保証単位にロググループを選択した場合の表示例
> rdbbcpfm -r -p rlp001 RDBII rdbbcpfm DATE:2012/06/20 TIME:09/20/02 RLPname RefCmdTime RefDaemonNum RefFileNum CapTrnNum StdbyTrnNum StdbyTime MaxStdbyTime DsiOrdTime IDTcode RefTime ReqTrnNum NoCommitNum RefTrnNum RecNum RecSize(k) FmtDsiNum FmtDsiTime rlp001 11:167 1 1 200 199 - 2:827 - 1 11:159 200 133 67 20000 2460 6 0:176
ポイント
測定した各出力項目(“最大待機時間(MaxStdbyTime)”を除く)は、DBミラーリングサービス開始後から累積した数値です。前回のrdbbcpfmコマンドの結果と差分を算出して評価します。
反映常駐スレッド単位の反映時間(RefTime)には、反映常駐スレッド単位の表のDSIおよびインデックスのDSIの初期化時間(FmtDsiTime)が含まれています。表のデータのみの反映時間を求める場合は、RefTimeからFmtDsiTimeの値を引いて評価します。
rdbbcrefコマンド実行時間(RefCmdTime)には、DSIの初期化時間が含まれています。
参照
RERUNログ反映のコミット順序の保証単位は、RLP動作環境ファイルのREF_APPLY_MODEパラメタで指定します。RLP動作環境ファイルのREF_APPLY_MODEパラメタについては“5.2.8.4 RLP動作環境ファイルの編集”を参照してください。