スプリットブレインとは、一時的に両ノードが正系ノードとして動作してしまうために、両ノードでデータの更新業務が行われる現象をいいます。
ノード切替え時に、ノード間の通信環境に異常が発生すると、スプリットブレインが発生する場合があります。
スプリットブレインが発生すると、以下のメッセージが出力されます。
qdg20422w:両ノードでスプリットブレインが発生しています RLP名=' RLP名'
このとき、ノード切替えは成功し、利用者業務の継続は可能です。
ただし、両ノードでデータ更新の可能性があるため、データの調査が必要です。
DBミラーリングサービスの運用を中止する場合は、以下の操作を行ってください。
ノード切り替え後の正系ノードのデータベースを利用する場合の手順
旧正系ノードのデータベースを停止します。
正系ノードでdxsvstopコマンドのrオプションまたはtermオプションを実行して、DBミラーリングサービスをリカバリ停止または、緊急停止します。
DBミラーリングサービスのリカバリ停止の場合
> dxsvstop -r
DBミラーリングサービスの緊急停止の場合
> dxsvstop -term
正系ノードのデータベースを利用して業務を継続します。
利用者業務と並行して、両ノードのデータベースのデータを調査して、必要に応じてリカバリを行います。
DCUの再構築を行います。
ノード切替え前の正系ノード(旧正系ノード)のデータベースを利用する場合の手順
正系ノードのデータベースを停止します。
旧正系ノードでdxsvstopコマンドのtermオプションを実行して、DBミラーリングサービスを緊急停止します。
> dxsvstop -term
旧正系ノードのデータベースを利用して業務を継続します。
利用者業務と並行して、両ノードのデータベースのデータを調査して、必要に応じてリカバリを行います。
全DCUの再構築を行います。