DBミラーリングシステムの運用中に、以下の事象が発生した場合、運用の方法や異常の発生によってデータベース二重化が停止したり遅れが出て、副系ノードのデータベースへ未反映のRERUNログが滞留することがあります。
保守やリカバリを行うため、副系ノードのDBミラーリングサービスを停止していた
異常発生のため、副系ノードのDBミラーリングサービスを停止していた
ネットワークの異常のため、データベース二重化が停止していた
縮退運用中のため、データベース二重化が停止していた
データベース二重化が遅れていると、データベース二重化完了を条件とする、以下の操作に時間がかかる場合があります。
DBミラーリングサービスの通常停止
利用者判断のノード切替え
このため、データベース二重化の遅れを副本のデータベースへの未反映のRERUNログ量から事前に知ることで、DBミラーリングサービスの通常停止や、利用者判断のノード切替えの実施可否を判断することができます。
また、Mirroring Controllerを利用している場合で、副系ノードでの参照系業務の運用において、正系ノードの利用者業務の完了を意識した参照を行っているときには、副系ノードへのRERUNログの反映の遅れを確認することができます。
参照
正系ノードの利用者業務の完了を意識した参照については、“8.6.3.1 正系ノードの利用者業務の完了を意識した参照”を参照してください。