DBミラーリングシステムを利用した運用モデルについて説明します。
基本的な運用モデル
オンライン業務などで、運用中にシステムが停止したり、運用再開に時間がかかる場合は、サービスが停止することによって、運営する企業だけなく、利用者にも多大な影響を及ぼします。
このような業務にDBミラーリングシステムを利用することで、サービスの停止しない、信頼性の高いシステムの運用が実現できます。
セキュリティを考慮した運用
情報システムでは、機密情報などのデータが不正に参照されたり改ざんされる場合や、利用者業務の運用を妨害されるといった脅威があります。
このような脅威からシステムや情報を保護するために必要とされているのが、セキュリティ対策です。
Symfoware Serverではデータベースシステム全体として強度の高いセキュリティ運用を行うことができます。
データベース二重化においてもSymfoware Serverのセキュリティ運用に則り、セキュリティを考慮した運用を行うことができます。
Linkexpress Replication optionとの連携
データベースのレプリケーションを実現するソフトウェア“Linkexpress Replication option”と連携することができます。
連携することで、DBミラーリングシステムの副系ノードのデータベースから、他のサブシステムのデータベースへレプリケーションを行います。
これにより、正系ノードの業務アプリケーションに影響を与えず、レプリケーションによってデータを活用させることができます。
Mirroring Controllerを使用する場合の運用モデル
Mirroring Controllerを使用することで、以下の運用モデルを構築することもできます。
基本的な運用モデルに加え、副系ノードのデータベースを利用する形態です。
この場合、副系ノードで、データ分析による一括処理などを行うことができます。正系ノードの業務と平行して行うことで、業務システムの運用の効率化などを図ることができます。