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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

1.5 DBミラーリングシステムを構成する機能のサポート範囲

DBミラーリングシステムは、Symfoware Serverが標準提供するデータベース二重化機能と、オプションのMirroring Controllerとの組み合わせによって、利用パターンが異なります。

以下に、組み合わせの違いによる利用パターンを示します。

Symfoware Serverのデータベース二重化のみを利用

ミラーリングのためのデータの転送は、LAN接続によるTCP/IPで行います。
また、異常が発生した場合のデータベースサーバの縮退操作を、手動(コマンド)で行います。

図1.5 Symfoware Serverのデータベース二重化のみを利用するパターン

Symfoware Serverのデータベース二重化機能にMirroring Controllerを追加

ミラーリングのためのデータの転送は、LAN接続によるTCP/IPで行います。
また、異常が発生した場合のデータベースサーバの縮退操作を、自動で行うことができます(自動ノード切替え)。
さらに、副系ノードで参照業務を行うことができます。

図1.6 Symfoware Serverのデータベース二重化にMirroring Controllerを追加するパターン(ミラーリングと縮退)

図1.7 Symfoware Serverのデータベース二重化にMirroring Controllerを追加するパターン(副系ノードでの参照系業務)

DBミラーリングシステムを構成する機能のサポート範囲

DBミラーリングシステムを構成する機能のサポート範囲を、以下に示します。

表1.1 DBミラーリングシステムを構成する機能のサポート範囲

DBミラーリングシステムを構成する機能

データベース二重化機能

Mirroring Controllerなし

Mirroring Controllerあり

データの転送方法

TCP/IP

TCP/IP

データベースのミラーリング

データベースサーバの縮退

手動によるノード切替え

自動ノード切替え

データベースサーバの組込み(ノード組込み)

ノードの計画切替え

保守運用

データベースをローカルでアクセスする運用

副系ノードでの参照系業務

データベースサーバの状態監視

データベースへの更新操作抑止

状態表示

○:サポートあり
-:サポートなし

Symfoware Serverのデータベース二重化機能とMirroring Controllerを組み合わせて利用する場合は、本書を参照してセットアップや運用を行ってください。

参照

各機能および運用の詳細は、“第2章 データベース二重化の機能”および“3.1 DBミラーリングシステムの運用形態”を参照してください。また、状態表示については、“第9章 モニタリング”を参照してください。