目的に応じたアプリケーションを作成しなくてもrdbunlsqlコマンドを使用して、SQL文によるデータベースの検索結果を外部ファイルに出力することができます。また、検索結果を編集して外部ファイルに出力することもできます。
参照
rdbunlsqlコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
SQL文をファイルに記述して検索結果を外部ファイルに出力する
SQL文をファイルに記述して、検索結果を外部ファイルに出力する場合の機能概要と指定例を以下に示します。
> rdbunlsql -d 在庫管理DB -v D:\USERS\DEFAULT\SELECT.TXT (1) -t D:\USERS\DEFAULT\RESULT.TXT (2)
(1) SQL文記述ファイル名
(2) 出力ファイル名
データベースを検索するためのSQL文を記述したファイル名を指定します。
検索結果のデータの出力先の外部ファイル名を指定します。
注意
格納データを暗号化している場合でも、出力したファイルは暗号化されません。
外部ファイルが不要となった際には、OSのコマンドで削除してください。
出力ファイルのサイズを確認後、出力ファイル内をゼロパディングしてから、出力ファイルを削除します。
> dir D:\USERS\DEFAULT\RESULT.TXT > fsutil file setzerodata offset=0 length=2400515 D:\USERS\DEFAULT\RESULT.TXT > del D:\USERS\DEFAULT\RESULT.TXT
SQL文をコマンドのオプションに指定して検索結果を外部ファイルに出力する
SQL文記述ファイルを作成しなくても、コマンドのオプションにSQL文を指定して、検索結果を外部ファイルに出力することができます。rdbunlsqlコマンドのオプションにSQL文を指定した例を以下に示します。
> rdbunlsql -d 在庫管理DB -s "SELECT 製品名,在庫数量 FROM 在庫スキーマ.在庫表 WHERE 製品番号 < 350" (1) -t D:\USERS\DEFAULT\RESULT.TXT
(1) SQL文
SQL文記述ファイルまたはオプションには、以下のSQL構文が指定できます。
問合せ式 [ORDER BY句] [更新可能性句] [並列指定] [実行オプション指定]
SQL文記述ファイルに指定できるSQL文は1つだけです。
参照
指定方法の詳細については、“SQLリファレンス”を参照してください。
rdbunlsqlコマンドが出力する外部ファイルのデータ形式には、以下の2種類があります。
バイナリ形式
テキスト形式
これらのデータ形式は、rdbunlコマンドが出力する外部ファイルのデータ形式と同じです。データ形式の概要は、“4.6.1 DSIのデータをそのまま外部ファイルに出力する”を参照してください。また、データ形式の詳細は、“4.1.1 外部ファイルの形式”を参照してください。