すべてのデータを1つの外部ファイルに出力する場合の機能概要と指定例を以下に示します。
> rdbunl -i 在庫管理DB.在庫表DSI -t D:\USERS\DEFAULT\STOCKDSI1.TXT
(1)
(1) 出力ファイル名
データベースの出力先の外部ファイル名を指定します。
注意
格納データを暗号化している場合でも、出力したファイルは暗号化されません。
外部ファイルが不要となった際には、OSのコマンドで削除してください。
出力ファイルのサイズを確認後、出力ファイル内をゼロパディングしてから、出力ファイルを削除します。
> dir D:\USERS\DEFAULT\STOCKDSI1.TXT > fsutil file setzerodata offset=0 length=2400515 D:\USERS\DEFAULT\STOCKDSI1.TXT > del D:\USERS\DEFAULT\STOCKDSI1.TXT
任意の列を選択し、この列で構成するデータを外部ファイルに出力する場合の機能概要と指定例を以下に示します。
> rdbunl -i 在庫管理DB.在庫表DSI -t -c 倉庫番号,製品名 (1) D:\USERS\DEFAULT\STOCKDSI2.TXT
(1) 列指定
データを任意のデータ件数ごとに分割して複数のファイルに出力する
任意のデータ件数ごとに分割して複数のファイルに出力する場合の機能概要と指定例を以下に示します。
> rdbunl -i 在庫管理DB.在庫表DSI -t -v D:\USERS\DEFAULT\PART.TXT
(1)
(1) 分割指定ファイル名
ある条件で絞り込んだデータのみを外部ファイルに出力する場合の機能概要と指定例を以下に示します。
> rdbunl -i 在庫管理DB.在庫表DSI -t -f D:\USERS\DEFAULT\TERM.TXT
(1)
(1) 条件指定ファイル名
rdbunlコマンドが出力する外部ファイルのデータ形式には、以下の2種類があります。
バイナリ形式
テキスト形式
データ形式の詳細は、“4.1.1 外部ファイルの形式”を参照してください。
バイナリ形式でデータベースのデータを外部ファイルに出力した場合の例を以下に示します。
データベースの出力対象データ中にNULL値が存在した場合の処理は、nオプションの指定により異なります。
NULL値を含む行を出力対象とします。このときには、データベースの各列に対応する各出力データの先頭にNULL表示域(2バイト)が常に追加されます。
NULL表示域は出力されません。したがって、NULL値を含む行は出力されません。
NULL値を含む行を出力する場合の、外部ファイルのデータ形式例
NULL値を含む行を出力しない場合の、外部ファイルのデータ形式例
可変長文字列属性の列に対しては、データの有効長を示す2バイトの領域がデータの前に追加されて出力されます。データの有効長を示す領域には、データの有効長が2進数で格納されています。
列データの出力域は、oオプションの指定により異なります。
データの有効長を示す領域と、可変長属性の定義で指定した長さ(最大長)分の領域です。有効長が最大長未満の場合は、データの有効な部分以降の内容は不定です。
データの有効長を示す領域と、有効長分の領域です。
データの有効長を示す領域と最大長分の領域を出力した場合の、外部ファイルのデータ形式