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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.7

7.4.1 シャットダウンデーモン

シャットダウンデーモン (SD) の構成設定を行うには、クラスタ内の各ノード上のファイル/etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfgを変更する必要があります。

/etc/opt/SMAW/SMAWsfディレクトリにrcsd.cfg.templateというファイルがあります。このファイルは架空のノードとエージェントによるシャットダウンデーモンの構成定義ファイルの雛型です。

参照

rcsd.cfgファイルは、すべてのクラスタノードにおいて同一でなければなりせん。この点が保証されるよう管理上注意する必要があります。

rcsd.cfgファイルの例 (rcsd.cfg.templateの雛型を編集して作成) を以下に示します。

node1,weight=2,admIP=fuji2:agent=SA_irmcp,timeout=20:agent=SA_irmcr,timeout=20:agent=SA_irmcf,timeout=20
node2,weight=2,admIP=fuji3:agent=SA_irmcp,timeout=20:agent=SA_irmcr,timeout=20:agent=SA_irmcf,timeout=20

構成定義ファイルは/etc/opt/SMAW/SMAWsfディレクトリに作成し、ファイル名をrcsd.cfgにする必要があります。

構成定義ファイルのフォーマットを示します。

cluster-node1 [,weight=w1][,admIP=admIP1]:agent=SA1, timeout=t1[:agent=SA2, timeout=T2]...
cluster-node2 [,weight=w2][,admIP=admIP2]:agent=SA1, timeout=t1[:agent=SA2, timeout=T2]...
...

構成定義ファイルの最初に記述されたシャットダウンエージェントが優先SAになります。優先SAが要求を発行してシャットダウン失敗の応答があると、2番目のSAがシャットダウン要求を発行します。シャットダウン成功の応答があるか、すべてのSAが要求を試みるまでこの要求および応答が繰り返されます。SAがクラスタノードのシャットダウンに失敗すると、オペレータの操作が必要になり、ノードはLEFTCLUSTER状態のままになります。

ログファイルの格納場所は/var/opt/SMAWsf/log/rcsd.logです。