クラスタ内の物理接続を検査および診断するには、プルダウンメニューの[ツール] - [トポロジ] を選択します。このメニューオプションを選択すると、クラスタ内の物理接続が表示されます。テーブルの左側にノード、上の列にクラスタのインタコネクトが表示されます。テーブルの各セルには、インタコネクトに接続されているノード上のインタフェースが表示されます。また、各インタフェースの横には、CFで使用しているかどうかを示すチェックボックスも表示されます。このテーブルを参照すると、配線エラーや構成上の問題が一目でわかります。
このトポロジテーブルの例を以下に示します。
<通信試験>ボタンをクリックすると、応答時間モニタが起動されます。
応答時間モニタでは、インタコネクトの応答時間を表示することができます (以下を参照)。
図4.10 応答時間モニタ
Y軸にはCF pingの応答時間がミリ秒で表示されます。X軸は時間を示し、この時間間隔は設定により変更が可能です。赤い線は応答時間の上限を示し、これを超えるとそのノードはCFによりLEFTCLUSTER状態にあると判断されます。
どのノードのデータをグラフに表示するかは以下のように指定します。
上部の選択ボックスで具体的なノード名または、[全ノード] を選択します。
ノード名の隣にあるチェックボックスで特定のノード名を選択します。
グラフの表示方法と情報の収集方法の指定は以下のように行います。
[左パネルの表示] チェックボックスをオンにすると左パネルが非表示になり、グラフが大きく表示できます。
[グリッドの表示] チェックボックスでグリッドの表示と非表示を指定します。
[データポイントの表示] チェックボックスをオンにすると、折れ線グラフで表示されます。
その他以下のような制御ができます。
最上部のドロップダウンメニューでグラフの種類を選択します。以下のオプションがあります。
[スクロール更新] を選択すると、グラフの表示スペースがいっぱいになってもグラフはスクロールし、データポイントの記録は継続します。
[消去後更新] グラフの表示スペースがいっぱいになると、新たに別のグラフが作成されます。
[更新無し] 1つ目のグラフの表示スペースがいっぱいになると、そこで終了します。
[グラフサイズ] 表示するデータポイントの間隔を選択します。
[データ採取間隔 (秒)] データ採取の時間間隔を指定します。
右側のボタンで、グラフの起動と停止、グラフのクリア、グラフウィンドウの終了が操作できます。
下パネル右のボタンは以下のとおりです。
<起動>、<停止> 応答時間モニタを使ったグラフ表示の起動と停止。
<クリア> データをクリアし、次の新しいグラフを作成。
<閉じる> 応答時間モニタを終了し、CFメインウィンドウに戻る。
注意
応答時間モニタは、上級者向けのツールです。応答時間モニタはデータの収集にユーザスペースのCF pingを使用しています。クラスタ内においてノード間のCFトラフィックが大きい状態では、クラスタとインタコネクトは正常に動作していても、応答時間モニタには応答が遅いと表示されることがあります。
正確な結果を得るためには、CFトラフィックが比較的軽く、CFノードの負荷が軽い時間を選んで、応答時間モニタを実行してください。