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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.7

4.5 トポロジテーブルの表示

クラスタ内の物理接続を検査および診断するには、プルダウンメニューの[ツール] - [トポロジ] を選択します。このメニューオプションを選択すると、クラスタ内の物理接続が表示されます。テーブルの左側にノード、上の列にクラスタのインタコネクトが表示されます。テーブルの各セルには、インタコネクトに接続されているノード上のインタフェースが表示されます。また、各インタフェースの横には、CFで使用しているかどうかを示すチェックボックスも表示されます。このテーブルを参照すると、配線エラーや構成上の問題が一目でわかります。

このトポロジテーブルの例を以下に示します。

図4.9 CFトポロジテーブル

<通信試験>ボタンをクリックすると、応答時間モニタが起動されます。

応答時間モニタでは、インタコネクトの応答時間を表示することができます (以下を参照)。

図4.10 応答時間モニタ

Y軸にはCF pingの応答時間がミリ秒で表示されます。X軸は時間を示し、この時間間隔は設定により変更が可能です。赤い線は応答時間の上限を示し、これを超えるとそのノードはCFによりLEFTCLUSTER状態にあると判断されます。

どのノードのデータをグラフに表示するかは以下のように指定します。

グラフの表示方法と情報の収集方法の指定は以下のように行います。

その他以下のような制御ができます。

下パネル右のボタンは以下のとおりです。

注意

応答時間モニタは、上級者向けのツールです。応答時間モニタはデータの収集にユーザスペースのCF pingを使用しています。クラスタ内においてノード間のCFトラフィックが大きい状態では、クラスタとインタコネクトは正常に動作していても、応答時間モニタには応答が遅いと表示されることがあります。

正確な結果を得るためには、CFトラフィックが比較的軽く、CFノードの負荷が軽い時間を選んで、応答時間モニタを実行してください。