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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.7

4.2 メインCFテーブル

GUIをはじめて起動するとき、または構成設定ウィザードが正しく終了したときは、メインCFテーブルが右側 のパネルに表示されます。クラスタノードを示すツリーが左側のパネルに表示されます(“図4.4 Cluster Admin画面”を参照)。

ツリーでは、各ノードのローカル状態が表示されますが、それぞれのノードが他のノードの状態をどのように判断しているかは表示されません。1つのノードが複数のノードから異なった状態に見える場合は、ノードの隣に色分けされた複数の感嘆符が表示されます。各感嘆符は、それぞれ他のノードが見た状態を示しています。

右側パネルのテーブルは、CFテーブルと呼ばれます。テーブルの左側の列に表示されるのは、クラスタの各ノードを他のノードから見たCFの状態です。たとえば、2行目1列目のセルは、ノードfuji3をfuji2から見た状態です。

テーブルの下部には、状態名の表示/非表示を切り替えるオプションがあります。デフォルトでは[状態名の表示] チェックボックスが選択されています。クラスタに多数のノードが存在する場合は、[状態名の表示] チェックボックスをオフにするとノード名が上下方向に表示され、テーブルにより多くのノードが表示できます。

CFの状態には2つのタイプがあります。

以下の表では、これらのさまざまな状態について説明します。

表4.1 ローカル状態

CFの状態

説明

UNLOADED

ノードにCFドライバがロードされていません。

LOADED

ノードにCFドライバがロードされていますが、稼動していません。

COMINGUP

ノードは起動プロセス中で、すぐに稼動状態になります。

UP

ノードが正常に稼動しています。

INVALID

ノードの構成が無効なので、再設定する必要があります。

UNKNOWN

GUIにこのノードの情報がありません。これは一時的な状態ですが、この状態が続く場合は、GUIがそのノードと対話できないことを意味します。

UNCONFIGURED

CFドライバはロードされていますが、CFを実行するためのノードが構成されていません。

以下の表では、CFによるノードの状態を表示します。

表4.2 リモート状態

CFの状態

説明

UP

ノードはこのクラスタの一部として稼動しています。

DOWN

ノードは停止していて、クラスタに含まれていません。

UNKNOWN

ノードの状態が不明です。

LEFTCLUSTER

予期せずにノードのクラスタとの接続が失われました。クラッシュが原因である可能性があります。クラスタの整合性を保証するために、DOWNとマークされるまでは、ノードをクラスタに再参入させることはできません。