XQuery式とは、「ある条件を満たすXMLデータ」を表現した記述です。
rdbunlxコマンドは、XQuery式で示されるXMLデータを検索します。
XQuery式の定義を以下に示します。
XQuery式 ::= '/' 要素名 '[' 式 ']' | '/*[' 式 ']'
先頭の“/”と要素名は、ルート要素の名前が指定した要素名であるXMLデータを表します。また“/*”はすべてのXMLデータを表します。その後の“[”に続く式は、XMLデータを絞り込むための条件を表します。
XQuery式に指定する式は、以下の式のいずれかで構成します。
パスで示すノードが存在することを検査するパス式
テキストノード値または属性値について比較する条件を記述する比較式
複数のパス式や比較式を論理演算子で結合して指定する論理式
式 ::= 論理式グループ 論理式グループ ::= 論理式 | 論理式グループ 2項論理演算子 論理式グループ 論理式 ::= パス式 | 比較式 | '(' 論理式グループ ')'
注意
'[' 式 ']'の式に記述するパス式および比較式には、相対パスのみ記述可能とします。