ここでは、XQuery式を使用する上で必要となる基本的な考え方について説明します。
XQuery式では、XMLデータに記述された情報が、要素、テキスト、属性をノードとする木構造をもっていると考えます。この木の特定の位置の情報に対して条件を指定します。
XQuery式では、XMLデータが次に示す4種類のノードの木として構成していると考えます。
XQuery式では、XMLデータ中のDTD内の記述、コメントおよびPIに対する絞り込み条件を指定することはできません。
要素ノードと属性ノードは、名前を持ち、またテキストノードと属性ノードは値を持ちます。要素ノードを特定するには名前を利用します。また、値に対する比較条件を指定することで、取り出し対象の情報を絞り込むことができます。
ノードのもつ名前、値および子ノードについて次に示します。
ノード種別 | 名前 | 値 | 子ノード |
---|---|---|---|
XMLデータ | - | - | ルート要素を指す要素ノード |
要素 | 要素名 | - | 属性を指す属性ノード |
テキスト | - | テキスト | なし |
属性 | 属性名 | 属性値 | なし |
注意
XQuery式で、要素名、属性名に指定できる文字を以下に示します。
構成要素 | XQuery式に記述可能な文字 |
---|---|
要素名 |
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