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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)
FUJITSU Software

4.1.1 インデックスDSIの容量監視

データベースの運用を行っていく過程では、データの追加や削除、XMLグループ定義の追加や削除、および検索パス定義の追加や削除を繰り返すことによって、データベース内に空き領域が生じる場合があります。これは、性能劣化や、領域不足の原因になります。そこで、DSIに割当てられた領域の使用率を表示することにより、データベースの再配置やデータベースの容量拡張を行う契機を予測し、適切な処置を行う必要があります。DSIに割当てられた領域の使用率は、rdbudsiコマンドにより表示します。

参照

rdbudsiコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

rdbudsiコマンドの表示形式

rdbudsi -i 伝票管理DB.伝票IXDSI1 -f
DSI (伝票管理DB.伝票IXDSI1),TYPE(XML),
           BASE(1000,50%,100%,32,30%),INDEX(-,5%,9%,24,50%)
                (1)  (2) (3) (4) (5)          (2)(3) (4)(5)

(1)割付け対象に格納されている行数

(2)割付けページ数に対してデータが格納されているページの割合(単位は%)

(3)割付けページ数に対して使用中ページの割合(単位は%)

(4)割付けページ数

(5)使用中ページに対してデータが格納されている領域の割合(単位は%)
      (fオプションを指定した場合のみ表示されます。)

データベースの再配置と容量拡張の目安

rdbudsiコマンドで表示される、データが格納されているページの割合(2)と使用中ページの割合(3)から、データベースの再配置を行うかデータベースの容量拡張を行うかの判断をします。

また、使用中ページに対して、データが格納されている領域の割合(出力形式5)を出力することによって、格納構造に左右されない判断が可能となります。

ここでは、判断を行うときの目安を示します。なお、使用中のページとは、以前に一度でもデータが格納されたことがあるページを表します。ページ内の行がすべて削除されている場合でも、使用中ページとして表示します。

参照

データベースの再配置およびデータベースの容量拡張の操作については、“RDB運用ガイド”を参照してください。