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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)
FUJITSU Software

2.3.2 選択条件の設計

XMLアダプタを使用することで、検索対象の検索パスが異なる種類のXMLデータを表に格納できます。この場合、それぞれの種類の検索パスは、別のXMLグループとして定義することができます。別のXMLグループとすることで、表に格納したXMLデータを検索する場合に、検索範囲を対象のXMLグループに特定できます。また、XMLグループを利用することで、1つの表に対して格納したXMLデータを利用者の用途に合わせて、カテゴライズすることもできます。たとえば、業務ごとにXMLグループを割り振ることで、1つの表を使用して複数の業務も設計できます。

XMLデータを格納する場合、利用者は格納するXMLデータが属するXMLグループを指定します。このため、利用者はXMLグループに対応する情報を規定し、その情報を格納するための列を表に用意します。XMLデータ格納時(INSERT)に、このXMLデータが属するXMLグループの情報も一緒に表に格納します。

XMLグループを規定する情報の列と値の関係は、CREATE XMLGROUP文の選択条件で定義します。

以下に格納するXMLデータとXMLグループを規定する列の情報の関係を示します。

図2.11 格納するXMLデータとXMLグループ