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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)
FUJITSU Software

2.3.1 検索パスの設計

データベースに格納したXMLデータを検索するために、利用者は、業務開始前にXMLデータのなかで検索の対象となる部分(検索パス)を定義しておきます。
以下の図の(a)に示すXMLデータを例に検索パスの考え方を説明します。

図2.10 検索パスの考え方

以下にNUMBER型、DATE型での要素値の型と表現範囲を示します。

表2.1 要素値の型と表現範囲

記述形式

値の範囲

NUMBER(p,q)

形式:[-]<符号なし整数>.<符号なし整数>

-10^(p-q) + 10^(-q) ~
10^(p-q) - 10^(-q)

DATE

日付値:<年>-<月>-<日>[T<時>:<分>:<秒>]
年:CCYY
月:MM
日:DD


年: 0001~9999
月: 01~12
日: 01~31

p:精度 q:位取り

XMLグループの定義

XMLグループは、CREATE XMLGROUP文により定義できます。以下にCREATE XMLGROUP文の記述形式を説明します。なお、CREATE XMLGROUP文の詳細は、“付録A SQL文の記述形式”を参照してください。

CREATE XMLGROUP  受注伝票GR    ON    伝票IXDSO  (
                    (1)                    (2)
        '/受注伝票/伝票番号'           NUMBER (10,0),
                (3)                       (4)
       |------------------- (5) --------------------|
  
        '/受注伝票/受注先/社名'          STRING (20),
        '/受注伝票/商品*/商品名'         STRING (20),
        '/受注伝票/商品*/@DISK'          NUMBER (2,0)
      ) RULE (伝票種別)  =  ('1');
                   (6)

(1)XMLグループ名

(2)DSO名

(3)パス

(4)型指定

(5)パス定義

(6)選択条件

XMLグループ名

XMLグループ名は、36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。なお、XMLグループ名は、DSO内で一意です。

DSO名

XMLグループを対応づけるインデックスDSOのインデックスDSO名を指定します。

パス定義

検索対象となるXMLデータの要素・属性を定義します。

パス

検索対象となるXMLデータの要素・属性を示すパスを指定します。

型指定

XMLデータの要素・属性が表現するデータの形式を指定します。

選択条件

複数のXMLグループがDSOに対して定義されている場合、BLOB型の列に格納したXMLデータがどのXMLグループに属するのかを決めるためのルールを指定します。詳細は、“2.3.2 選択条件の設計”を参照してください。