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Symfoware Server V12.7.0 WebDBtoolsユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.4 wit_media

説明

パラメタWIT_statementは、指定されたSQL文でデータベースの検索(バイナリデータの検索)を行ったあと、結果をパラメタWIT_ctypeで指定されたコンテンツタイプに従って、Webサーバに返します。結果として、ブラウザには、イメージなどのバイナリデータが表示されます。

このコマンドを使用することにより、イメージ(静止画)、音声、動画などを容易に出力することができます。

パラメタ

WIT_statement(必須指定)
  • バイナリデータだけを検索するための動的SELECT文または行検索文を指定してください。行検索文については、“6.3.1 <!DO>”を参照してください。

  • 指定するSQL文の検索条件は、1つのレコードを特定できるように記述してください。複数のレコードが検出された場合、先頭のレコードのバイナリデータが表示されます。

  • URLの一部としてパラメタを指定する場合、 URLencode関数を使用して、SQL文を変換してください。

WIT_ctype(必須設定)
  • コンテンツタイプとは、ブラウザで表示するバイナリデータの形式のことです。

  • データ形式に対応した以下のキーワードを指定してください。

    データ形式

    キーワード

    GIFイメージ

    image/gif

    JPEGイメージ

    image/jpeg

    au形式の音声

    audio/basic

    aiff形式の音声

    audio/x-aiff

    MPEG形式の動画

    video/mpeg

    XBMイメージ

    SolarisSolarisの場合
    image/x-xbitmap

    XML

    text/xml

  • ブラウザによって表示できるバイナリデータの種類が異なります。ブラウザによって表示できるバイナリデータについては、ブラウザの設定を確認してください。

WIT_onerror(省略可能)

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

  • フォーマットファイルのアプリケーション環境パラメタformatDirからの相対パスを指定してください。ただし、パスの一部として「..」を指定することはできません。

    formatDir = /prj/fmtr
    フォーマットファイルの絶対パス:/prj/fmtr/proc/sample.html
    指定方法:WIT_onerror=proc/sample.html 
    
  • パラメタWIT_statementで指定されたSQL文の実行で、データベースからエラーが通知された場合、またはWebScriptのエラーが発生した場合は、本パラメタで指定されたフォーマットファイルが処理され、結果がブラウザに出力されます。 ただし、<IMG>タグを使用する場合は、効果がありません。

  • エラー情報は、“SYSTEM::DB_ERRORCODE、SYSTEM::DB_ERRORMSG、
    SYSTEM::WL_ERRORCODE”に設定されます。

WindowsWindows(R)の場合

  • フォーマットファイルのアプリケーション環境パラメタformatDirからの相対パスを指定してください。ただし、パスの一部として「..」を指定することはできません。

    formatDir C:\prj\fmtr
    フォーマットファイルの絶対パス:C:\prj\fmtr\proc\sample.html
    指定方法:WIT_onerror=proc\sample.html
    
  • パラメタWIT_statementで指定されたSQL文の実行で、データベースからエラーが通知された場合、またはWebScriptのエラーが発生した場合は、本パラメタで指定されたフォーマットファイルが処理され、結果がブラウザに出力されます。 ただし、<IMG>タグを使用する場合は、効果がありません。

  • エラー情報は、“SYSTEM::DB_ERRORCODE、SYSTEM::DB_ERRORMSG、
    SYSTEM::WL_ERRORCODE”に設定されます。

使用例

【<A>タグを使用する場合】
<!SETVAR SQL 'URLencode("SELECT 会社外観 FROM STOCKS.会社表 WHERE ...")'>
<A HREF="$SYSTEM::MEDIA?WIT_statement=$SQL&WIT_ctype=image/gif&WIT_onerror=
error.html"> ... </A>
【<IMG>タグを使用する場合】
<!SETVAR SQL 'URLencode("SELECT 会社外観 FROM STOCKS.会社表 WHERE ...")'>
<IMG SRC="$SYSTEM::MEDIA?WIT_statement=$SQL&WIT_ctype=image/gif">
【<FORM>タグを使用する場合】
<!SETVAR SQL '"SELECT 会社外観 FROM STOCKS.会社表 WHERE ..."'>
<FORM ACTION="$SYSTEM::MEDIA" METHOD="...">
    <INPUT TYPE="hidden" NAME="WIT_statement" VALUE="$SQL">
    <INPUT TYPE="hidden" NAME="WIT_ctype" VALUE="image/gif">
    <INPUT TYPE="hidden" NAME="WIT_onerror" VALUE="error.html">
    :
</FORM>