ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.7.0 アップデート情報
FUJITSU Software

3.32 Symfoware .NET Data Providerの.NET規約対応

変更内容

SymfowareDataReader.GetSchemaTable()メソッドおよびSymfowareCommandBuilderクラスの動作を変更します。

非互換

SymfowareDataReader.GetSchemaTable()メソッドの返却値

フィールド

V10.1.0以前

V11.0.0以降

BaseServerNameの値

string.Empty

DBNull.Value

ColumnOrdinalの値

1から番号を振る

0から番号を振る

ProviderTypeのデータ型

System.String

枚挙型、枚挙名

SymfowareDbType

NumericPrecisionのデータ型

System.Int32

System.Int16

NumericPrecisionの値

ProviderType が数値データ型以外の場合は、0になる。

ProviderType が数値データ型以外の場合は、DBNull.Value値になる。

NumericScaleのデータ型

System.Int32

System.Int16

NumericScaleの値

ProviderType が DBTYPE_DECIMAL または DBTYPE_NUMERIC以外の場合は、0になる。

ProviderType が DBTYPEDECIMAL または DBTYPE_NUMERIC以外の場合は、DBNull.Value値になる。

BaseCatalogNameの値

現在接続中のデータベース名

DBNull.Value

SymfowareCommandBuilderクラスの動作

メソッド/属性名

V10.1.0以前

V11.0.0以降

DataAdapter

ベースクラスのDataAdapterプロパティはSymfowareCommandBuilderと一致しない。

ベースクラスのDataAdapterプロパティはSymfowareCommandBuilderと一致する。

Dispose(bool)

SymfowareCommandBuilderに関するリソースのみを解放する。

ベースクラスとSymfowareCommandBuilderに関するリソースを両方とも解放する。

QuotePrefix

QuotePrefixの属性値を任意の文字列に指定可能。

デフォルト値は二重引用符(“)。二重引用符の設定をサポートする。他の値を設定する場合、JYP9121Eを返却する。

QuoteSuffix

QuotePrefixの属性値を任意の文字列に指定可能。

デフォルト値は二重引用符(“)。二重引用符の設定をサポートする。他の値を設定する場合、JYP9121Eを返却する。

GetDeleteCommand

SELECT文に、主キーとユニーク等情報がない場合、DeleteCommandの生成時、下記のエラーメッセージを返却する。

JYP9206E SQL文の生成に失敗しました

SELECT文に、主キーとユニーク等情報がない場合、DeleteCommandの生成時、下記のエラーメッセージを返却する。

DeleteCommand の動的 SQL 生成は、キーである列情報を返さない SelectCommand に対してはサポートされていません。

GetInsertCommand

SELECT文に、主キーとユニーク等情報がない場合、InsertCommandの生成時、下記のエラーメッセージを返却する。

JYP9206E SQL文の生成に失敗しました

SELECT文に、主キーとユニーク等情報がない場合、InsertCommandの生成時、下記のエラーメッセージを返却する。

動的 SQL 生成は、ベース テーブル情報を返さない SelectCommand に対してサポートされていません。

GetUpdateCommand

SELECT文に、主キーとユニーク等情報がない場合、UpdateCommandの生成時、下記のエラーメッセージを返却する。

JYP9206E SQL文の生成に失敗しました

SELECT文に、主キーとユニーク等情報がない場合、UpdateCommandの生成時、下記のエラーメッセージを返却する。

動的 SQL 生成は、ベース テーブル情報を返さない SelectCommand に対してサポートされていません。

RefreshSchema()

DbCommandBuilderと関連するコマンドについての情報を削除する。

SymfowareCommandBuilderと関連するコマンドについての情報を削除する。

対処方法

ConnectionStringプロパティのtuneparamキーワードにTableAdapterCompatible=ONを指定してください。

TableAdapterの自動生成を使用する場合は、Tuneparamの入力欄にTableAdapterCompatible=ONを指定してください。

TableAdapterCompatibleにONを指定し、V10.1.0以前の動作に戻した場合、TableAdapterの機能は使用できません。

TableAdapterCompatibleにONを指定した状態で、Visual StudioでTableAdapterのデータを更新する機能を自動生成すると、Visual Studioがエラーを返却し、アプリケーションの自動生成に失敗します。

クラス名

メンバ

V10.1.0以前
(ON)

V11.0.0以降
(OFF)

SymfowareCommandBuilder

パブリックプロパティ

CatalogLocation

×

CatalogSeparator

×

SchemaSeparator

×

パブリックメソッド

GetDeleteCommand(bool)

×

GetInsertCommand(bool)

×

GetUpdateCommand(bool)

×

UnquoteIdentifier

×

○:サポート

×:未サポート(Visual Studioのソース自動生成時にエラー復帰)

指定形式
TableAdapterCompatible = ({ON | OFF})
省略時
TableAdapterCompatible = OFF
パラメタの意味
ON:

SymfowareDataReader.GetSchemaTable()メソッドおよびSymfowareCommandBuilderクラスの動作を、V10.1.0以前の仕様で動作させます。

OFF:

SymfowareDataReader.GetSchemaTable()メソッドおよびSymfowareCommandBuilderクラスの動作を、V11.0.0以降の仕様で動作させます。