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Symfoware Server V12.7.0 アップデート情報
FUJITSU Software

3.8 通信データの暗号化で使用する証明書ファイルの鍵長

変更内容

V12.3.0以前

通信データの暗号化を行う際に、1024ビット未満の鍵長で生成された証明書ファイル(サーバ秘密鍵ファイル、サーバ証明書ファイル、CA証明書ファイル)を使用できます。(P番号PH15535により修正されており、これを含む緊急修正を適用している場合、V12.4.0以降の動作となります。)

V12.4.0以降

通信データの暗号化を行う際に、1024ビット未満の鍵長で生成された証明書ファイル(サーバ秘密鍵ファイル、サーバ証明書ファイル、CA証明書ファイル)を使用できません。

非互換

  1. 以下の条件の場合、Symfoware/RDBの起動に失敗します。

    1. Symfoware Server V12.4.0をインストールする。かつ、

    2. システム用の動作環境ファイルのパラメタSSL_USEにONを指定。かつ、

    3. システム用の動作環境ファイルのパラメタSSL_CIPHER_SUITESを省略、またはSSL_RSA_AES_256_CBC_SHA1を指定している。かつ、

    4. 鍵長が1024ビット未満である証明書ファイルを使用している。

  2. 以下の条件の場合、クライアントからの接続に失敗します。

    1. Symfoware Server V11.0.0~V12.3.0を使用している。かつ、

    2. システム用の動作環境ファイルのパラメタSSL_USEにONを指定。かつ、

    3. システム用の動作環境ファイルのパラメタSSL_CIPHER_SUITESを省略、またはSSL_RSA_AES_256_CBC_SHA1を指定している。かつ、

    4. 鍵長が1024ビット未満である証明書ファイルを使用している。かつ、

    5. Symfoware Serverクライアント機能(V12.4.0)から通信データの暗号化機能を使用して接続する。

対処方法

通信データの暗号化で使用する証明書を、鍵長1024ビット以上に再発行してください。証明書の鍵長は2048ビット以上を推奨します。

また、再発行した各証明書ファイルの配置先を、システム用の動作環境ファイルのSSL_CERT_FILE、SSL_PRIV_KEY_FILE、およびクライアント用の動作環境ファイルのSSL_CLI_CA_CERT_FILEに指定してください。