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Symfoware Server V12.7.0 アップデート情報
FUJITSU Software

3.3 サーバ認証を行わない暗号方式の廃止

変更内容

V12.6.0以前

通信データの暗号化において、システム用の動作環境ファイルのパラメタSSL_CIPHER_SUITESに、サーバ認証を行わない暗号方式“SSL_ADH_AES_256_CBC_SHA1”を指定できます。

V12.7.0以降

通信データの暗号化において、システム用の動作環境ファイルのパラメタSSL_CIPHER_SUITESに、サーバ認証を行わない暗号方式“SSL_ADH_AES_256_CBC_SHA1”を指定できなくなります。

非互換

以下の条件の場合、Symfoware/RDBの起動に失敗します。

  1. Symfoware Server V12.7.0以降を使用する。かつ

  2. システム用の動作環境ファイルの"SSL_USE"パラメタにONを指定する。かつ

  3. システム用の動作環境ファイルの"SSL_CIPHER_SUITES"パラメタにSSL_ADH_AES_256_CBC_SHA1を指定する。

Symfoware ServerをV12.7.0に更改した場合、現状のシステムで運用している通信データ暗号化でサーバ認証を行わない暗号方式の使用ができなくなります。

なお、クライアントだけがV12.7.0以降で、サーバがV12.6.0以前のシステムにおいて、サーバ側でサーバ認証を行わない暗号化方式を使用した場合は、当該非互換は該当しません。Symfoware ServerのクライアントとサーバのVLが異なる場合の挙動を、以下の表にまとめます。

V12.7.0以降のクライアント

V12.6.0以前のクライアント

V12.7.0以降のサーバ

  • サーバ:RDB起動失敗

  • クライアント:通信不可

  • サーバ:RDB起動失敗

  • クライアント:通信不可

V12.6.0以前のサーバ

(サーバ認証を行わない暗号方式の運用)

  • サーバ:RDB起動成功

  • クライアント:通信成功

従来動作

対処方法

以下のいずれかの対処を行ってください。