Oracle抽出レプリケーションを行うにあたっては、まずLinkexpress Replication optionのファイルを適切なディスクに配置する必要があります。レプリケーション資源は、Linkexpressのインストール配下には配置しないでください。
Linkexpress Replication optionでは、以下のストレージデバイスはサポートしていません。
NAS(Network Attached Storage)などのネットワーク上のストレージデバイス
Linkexpress Replication optionのファイルのうち、差分ログを蓄積するファイルには以下のものがあります。
トランザクションログデータベース
差分ログファイル
抽出データ格納ファイル
これらのファイルは、差分データが発生している間、またはレプリケーション業務が動作した時、頻繁に書き込みや読み込みを行っています。このため、以下に示す資源と同じディスクに配置することは避けてください。
利用者プログラムや他の製品などによるi/o負荷の高いディスク
i/o性能の低いディスク
OracleのREDOログファイルやデータベース・ファイルと同じディスク
Linkexpress Replication optionのコマンドや動作環境ファイル、環境変数などに指定するレプリケーション資源には、以下のファイルやディレクトリは使用しないでください。
スティッキービットの付与されたディレクトリに配置されたファイル
スティッキービットの付与されたディレクトリ