ページの先頭行へ戻る
Linkexpress Replication optionV5.0L24 システム設計ガイド
FUJITSU Software

1.2.11 レプリケーション資源の配置について

Symfoware抽出レプリケーションを行うにあたっては、まずLinkexpress Replication optionのファイルを適切なディスクに配置する必要があります。レプリケーション資源は、Linkexpressのインストール配下には配置しないでください。

Linkexpress Replication optionでは、以下のストレージデバイスはサポートしていません。

Linkexpress Replication optionのファイルのうち、差分ログを蓄積するファイルには以下のものがあります。

これらのファイルは、差分ログが発生している間、またはレプリケーション業務が動作した時、頻繁に書き込みや読み込みを行っています。このため、以下に示す資源と同じディスクに配置することは避けてください。

WindowsOSがWindowsの場合、前記に示すLinkexpress Replication optionの資源を作成するドライブのプロパティとして、"ドライブを圧縮してディスク領域を空ける"を設定しないでください。
ドライブ圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生する可能性があります。

また、前記に示すLinkexpress Replication optionの資源を作成するフォルダのプロパティとして「全般タブ」属性の「詳細設定」である、"圧縮属性または暗号化属性"を設定しないでください。
圧縮属性とした場合、ドライブ圧縮と同様に通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生する可能性があります。
暗号化属性とした場合、Linkexpress Replication optionの各資源の作成者(lxrepcreコマンドなどの実行ユーザ)とレプリケーションサービスの開始で動作するレプリケーションプロセスの起動者(ユーザ登録されないWindowsシステムユーザ)が異なるため、暗号解除ができずアクセスエラーが発生する可能性があります。


LinuxLinkexpress Replication optionのコマンドや動作環境ファイル、環境変数などに指定するレプリケーション資源には、以下のファイルやディレクトリは使用しないでください。