レプリケーション業務の運用中は、回線異常や格納機能での排他エラーなどの理由により、一時的な通信異常や無応答が発生する可能性があります。
このため、Linkexpress Replication optionでは、Linkexpressのネットワーク定義および業務定義で、適切なジョブの監視時間を設定することをお勧めします。ネットワーク定義および業務定義については、“Linkexpress 導入ガイド”および“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。
適切な値を設定しなかった場合、以下のような事象が発生します。
値 | 事象 |
---|---|
小さすぎる | レプリケーション業務が失敗し続ける。 |
設定していない | レプリケーション業務の異常(無応答など)を判断することができない。 |
以上から“ジョブ結果待ち時間(jobtimeオペランド)”には、以下のような値を設定することを推奨します。
設定内容 | 設定箇所 | 推奨値 |
---|---|---|
ジョブ結果待ち時間 | ネットワーク定義のnode定義命令のjobtimeオペランド | 各イベントの処理時間×(4以上) 年間を通したピーク時の格納処理に必要とする時間の倍以上の値など |
ネットワーク定義のpath定義命令のjobtimeオペランド | ||
業務定義のイベント定義命令(相手側ジョブ起動)のjobtimeオペランド |