Q1008:ROR上の表示において同名のサーバが存在する場合、故障予兆回避ツールは問題なく動作しますか。
具体的には、サーバA、サーバB、サーバCのVMホスト3台でクラスタを組み、その3台をグループとして設定しています。サーバA、サーバB、サーバCそれぞれに同名のVMゲストが1台ずつ稼働しています。
A1008:
改版履歴にある機能改善以降の版(注)であれば、故障予兆ツールは問題なく動作します。
マネージャーDB上に保存している識別用のキー(key)で移動を実現するため、対象を特定して動作します。
ただし、対応後の版においても、移動除外VMゲストの定義ファイル、移動優先VMゲストの定義ファイルで設定できるのは名前(name)だけです。
同じ名前(name)を持つVMゲストについて、VMゲストごとに動作を設定する(例サーバA上のVMゲストだけ移動除外とする)ことはできません。
"移動除外"を設定すれば、すべて移動除外となります。"移動優先"を設定すれば、すべて移動優先となります。
注) 機能改善以降の版であるかは、ツールの使用手引書の「4.改版履歴(修正項目)」の記載で確認できます。以下の記載がある場合は、機能改善以降の版です。
◇2013.10.31 - 機能改善 ・同一名のVMゲストが存在する、もしくは全角文字を含むVMゲストが存在する場合でも、本ツールが動作するよう修正。