Q1007:ツールの使用手引書の「6. VMware DRSを使用する場合」に、定義ファイルvm.configの設定値について以下の記事があります。記事内の"最大数"および"移動"は、何を指すのか教えてください。
【Windows】 {マネージャインストール先}\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVrcxmr\vm\vm.config 【Linux】 /etc/opt/FJSVrcvmr/opt/FJSVrcxmr/vm/vm.config このファイルの以下の行の数字を環境に合わせて変更します。 rcxvm.vmware.maintenance.timeout = 50 値の算出方法は以下です。 設定値 = A × B + 20 A: 1台のサーバに配置されるVMゲスト最大数 B: 1つのVMゲストが移動するのに必要な時間(sec)
A1007:
"A: 1台のサーバに配置されるVMゲスト最大数"の"最大数"とは、故障予兆イベントによる移動が発生する直前での"通常使用時の配置"でのVMゲストの最大数を指しています。
"B: 1つのVMゲストが移動するのに必要な時間(sec)"の"移動"とは、VMware DRSを利用した vMotionです。VMware DRSを利用したvMotionは、故障予兆イベントを検出したVMホストに対してVMメンテナンスモード(VMwareのメンテナンスモード)を設定することによって発動します。
"1つのVMゲストが移動するのに必要な時間"は、平均値です。VMゲストが稼働していくに連れてデータが増えて移動所要時間が増加した場合、前述の平均値が変更(増加)になるため、設定変更が必要です。
移動先は、故障予兆検出による業務停止回避ツールの定義ファイルvmhost_group.confでクラスタ単位で指定されたグループ内のサーバです。
例
[group1]
vmhostA
vmhostB
vmhostC