Q1537:Red Hat Enterprise Linux 6系の管理対象サーバにて、ethXとNICの対応付けを変更する手順を教えてください。
A1537:
ethXとNICの対応付けは、以下の手順で変更してください。
以下のファイルの"デバイス名"と"MACアドレス"を意図する対応関係になるように変更します。
ネットワークインターフェースファイル(ifcfg-ethX)
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesファイル
サーバ起動時にMACアドレスバインド設定ツール(macbind-tool)が起動しないようにします。
例
本手順では、起動スクリプト名を"_S01macbind-tool"に変更します。
サーバを再起動します。
以下のコマンドを実行します。
# ifconfig -a <RETURN>
"デバイス名"と"MACアドレス"が意図する対応関係であることを確認します。
ネットワークインターフェースファイル(ifcfg-ethX)のHWADDRが想定どおりであることを確認します。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesファイルに自動で新しい行が追加されていないことを確認します。
クローニングまたはサーバ切替えを使用する環境の場合は、以下の操作が必要です。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesファイルを変更します。
MACアドレスを削除し、systoolで確認した対応関係のPCIバス番号を指定します。
詳細は、「マニュアル参照箇所」を参照してください。
サーバを再起動します。
以下のコマンドを実行します。
# /usr/local/sbin/macbindconfig create <RETURN>
S01macbind-toolが再作成されていることを確認してください。
手順2.でリネームした起動スクリプトを削除します。
_S01macbind-toolが存在しないことを確認してください。
サーバを再起動します。
手順4.~手順6.の操作で、ethXとNICの対応関係が意図したとおりになっているか確認します。
参照
「導入ガイド CE」の「2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認」
「インストールガイド CE」の「2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認」
「導入ガイド VE」の「2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認」
「インストールガイド VE」の「2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認」