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ETERNUS SF Express 16.9 / Storage Cruiser 16.9 / AdvancedCopy Manager 16.9 導入ガイド
FUJITSU Storage

2.2.4 運用に必要な資源(Expressマネージャー運用時)

2.2.4.1 動的ディスク容量

ETERNUS SF Managerを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.2.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

Windows環境の場合

ディレクトリ名称

必要量
(単位: MB)

説明

環境設定ディレクトリ

a + b

a:リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。

b: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。

作業用ディレクトリ

c + 20(注1)

c: 性能管理実施時に必要です。詳細は「性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。

Linux環境の場合

ディレクトリ名称

必要量
(単位: MB)

説明

/etc/opt/FJSVswstf

a

a: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。

/var/opt/FJSVssmgr

b

b: 性能管理実施時に必要です。詳細は「性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。

/var/opt/FJSVesfcm

c

c: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。

/var/opt/FJSVesflm

20

ライセンス管理機能に必要な容量です。

性能管理実施時に必要な容量

性能管理を実施する場合は、「表2.10 性能管理に必要なディスク容量」に記載されている容量を追加してください。

ポイント

  • 確保LU数は、性能管理がストレージ装置に対して性能情報を確保する「実LU数」です。

    例えば、LU#15からLU#200まで確保指示があった場合の「実LU数」は、LU#0からLU#255までの256個となります。これは、性能管理がストレージ装置に対して64LU単位で性能情報を確保するためです。

  • 確保RAIDグループ数は、以下のRAIDグループ数の総和です。

    • 確保LUが存在しているRAIDグループの数

    • 確保LUが存在しているシン・プロビジョニングプールを構成しているRAIDグループの数

    • 確保LUが存在しているTierプールを構成しているRAIDグループの数

表2.10 性能管理に必要なディスク容量

装置

ディスク所要量(単位: MB)

ETERNUS DX60 S5

5600

ETERNUS DX100 S5
ETERNUS AF150 S3

18000

ETERNUS DX200 S5
ETERNUS AF250 S3

  • Deduplication/Compressionを利用しないとき: 18000

  • Deduplication/Compressionを利用するとき: 55000

ETERNUS DX60 S4/S3
ETERNUS AF250 S2 (注)
ETERNUS AF250 (注)
ETERNUS DX200F (注)

8 × (475 + (1.2 + 0.7 × 搭載DE数 + 0.4 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数)) × 1440 + (290 × 搭載DE数) + (76 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数))) / 1024 + 2.25

ETERNUS DX100 S4/S3
ETERNUS DX200 S4/S3 (注)

8 × (774 + (2.2 + 0.7 × 搭載DE数 + 0.2 × NASボリューム数 + 0.4 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数)) × 1440 + (290 × 搭載DE数) + (38 × NASボリューム数) + (76 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数))) / 1024 + 2.25

ETERNUS DX60 S2
ETERNUS DX80 S2
ETERNUS DX90 S2

8 × (240 + (1.2 + 0.3 × 搭載DE数 + 0.3 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数)) × 1440 + (95 × 搭載DE数) + (50 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数))) / 1024 + 2.61

注: 装置のDeduplication/Compressionを有効にして運用する場合は、計算式で算出した容量に170MBを追加する必要があります。

共通制御用リポジトリの見積り式
容量(MB) = 400 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) × ユーザー数 / 500
  • サーバ数: 管理対象サーバの台数

  • スイッチ数: 管理対象のスイッチの台数

  • 装置数: 管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数: 管理対象のディスク総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和)

  • RAIDグループ数: 管理対象のRAIDグループ総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するRAIDグループ数の総和)

  • ボリューム数: 管理対象のボリューム総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するボリューム数の総和)

  • ユーザー数: Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)

2.2.4.2 メモリー容量

ETERNUS SF Managerを運用するために、インストール対象のサーバに以下のメモリー追加が必要です。

ETERNUS SF Managerの管理可能な環境は、「付録E 管理可能な環境の上限」を参照してください。

注意

スワップを設定してください。容量は、オペレーティングシステムの推奨する値を設定してください。