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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.4 使用手引書

1.2.2 J2EE環境の性能情報の管理

J2EE環境の性能情報の管理を行うための手順を説明します。


1.2.2.1 導入確認

■環境

本製品のAgentをInterstage Application Serverのアプリケーションサーバ機能がインストールされている環境へ導入することで連携が可能です。

対応インストール種別の関係については、解説書「管理対象と対応インストール種別」を参照してください。


■Interstage Application Server側での作業

収集ポリシーの作成と適用を行う前に、Interstage Application Server側で以下の準備/確認が必要になります。

1.2.2.2 定義方法

デフォルトの設定状態の場合、IJServerワークユニットで収集可能なレコードは以下のとおりです。

定義手順を実施することにより、以下のレコードの収集が可能になります。

注意

  • IJServerワークユニット上で動作するアプリケーションによっては、収集ができないレコードがあります。

  • 定義手順を実施することにより収集できるレコード数が増加するため、監視対象数が多い場合など、収集間隔内で収集処理が完了できず、エラーが発生する場合があります。

ポイント

デフォルトで収集される項目で要件を満たす場合は、以降の手順を実施する必要はありません。


■IJServerの性能情報収集の拡張手順

収集テンプレート(template.dat)を修正します。

■格納場所

Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/template.dat


■修正内容

以下のように、INTSGセクションの「ARMTXN=...」の次の行に「LEVEL=2」を追記してください。

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## Interstage ispreport DCA_CMD

[INTSG]

DCAID="INTSGREPO"

AUTOFLAG="ON"

INTERVAL=5

TDOBJ="ON"

EJBAPL="ON"

IMPLID="ON"

IJSERVER="ON"

ARMTXN="ON"

LEVEL=2                        ★この行を追記します。

#########################################


1.2.2.3 セットアップ

A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。

この後にワークユニットの追加/削除など構成を変更した場合は、再度収集ポリシーの作成と適用を実施する必要があります。

また、収集ポリシーのセットアップを実施した場合は、コンソールに反映が必要です。使用手引書(コンソール編)「Agents」を参照して、Agent設定画面で構成情報の取得を行ってください。


1.2.2.4 表示

Interstage Application ServerのJ2EE環境の性能情報は、以下の方法で表示することができます。

サマリ

サマリツリーの[Interstage(IJServer)]ノード(Interstage(IJServer)Monitor)を選択することで表示できます。

詳細

詳細ツリーの[Interstage]ノード-[<ワークユニット名>]ノード配下の、各詳細表示項目を選択することで表示できます。

レポート
  • Interstage Application Server(ワークユニット)カテゴリーのレポート

  • 汎用レポートカテゴリーのレポート