J2EE環境の性能情報の管理を行うための手順を説明します。
■環境
本製品のAgentをInterstage Application Serverのアプリケーションサーバ機能がインストールされている環境へ導入することで連携が可能です。
対応インストール種別の関係については、解説書「管理対象と対応インストール種別」を参照してください。
■Interstage Application Server側での作業
収集ポリシーの作成と適用を行う前に、Interstage Application Server側で以下の準備/確認が必要になります。
EJB/TD/CORBAワークユニットの性能管理を行う場合は、性能分析監視環境が作成されている(ispstatusコマンド実行時にエラーメッセージが表示されない)こと。IJServerワークユニットの性能管理を行う場合は必要ありません。)
※性能分析監視環境の作成についてはInterstage Application Serverのマニュアルを参照してください。
※収集間隔は5分間に設定してください。
Interstageの各サービス/デーモンが起動していること。
IJServerワークユニットの「トランザクション内訳分析」を行う場合は、「1.2.3 トランザクション内訳分析」に記載する設定を行っていること。
デフォルトの設定状態の場合、IJServerワークユニットで収集可能なレコードは以下のとおりです。
IS_JMX_JVM
IS_JMX_JTARESOURCE
IS_JMX_JDBCRESOURCE
定義手順を実施することにより、以下のレコードの収集が可能になります。
IS_JMX_SERVLET
IS_JMX_ENTITYBEAN_METHOD
IS_JMX_ENTBEAN_POOL_AND_PASSIVATE
IS_JMX_STFBEAN_METHOD
IS_JMX_STFBEAN_INS_AND_IDLE
IS_JMX_STLSBEAN_METHOD
IS_JMX_MESSBEAN_METHOD
IS_JMX_MESSBEAN_INFO
IS_JMX_EVENTSERVICE
IS_JMX_SERVLETCONTAINER
IS_JMX_WEBAPPSESSION
注意
IJServerワークユニット上で動作するアプリケーションによっては、収集ができないレコードがあります。
定義手順を実施することにより収集できるレコード数が増加するため、監視対象数が多い場合など、収集間隔内で収集処理が完了できず、エラーが発生する場合があります。
ポイント
デフォルトで収集される項目で要件を満たす場合は、以降の手順を実施する必要はありません。
■IJServerの性能情報収集の拡張手順
収集テンプレート(template.dat)を修正します。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/template.dat |
以下のように、INTSGセクションの「ARMTXN=...」の次の行に「LEVEL=2」を追記してください。
######################################### ## Interstage ispreport DCA_CMD [INTSG] DCAID="INTSGREPO" AUTOFLAG="ON" INTERVAL=5 TDOBJ="ON" EJBAPL="ON" IMPLID="ON" IJSERVER="ON" ARMTXN="ON" LEVEL=2 ★この行を追記します。 ######################################### |
「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。
この後にワークユニットの追加/削除など構成を変更した場合は、再度収集ポリシーの作成と適用を実施する必要があります。
また、収集ポリシーのセットアップを実施した場合は、コンソールに反映が必要です。使用手引書(コンソール編)「Agents」を参照して、Agent設定画面で構成情報の取得を行ってください。
Interstage Application ServerのJ2EE環境の性能情報は、以下の方法で表示することができます。
サマリツリーの[Interstage(IJServer)]ノード(Interstage(IJServer)Monitor)を選択することで表示できます。
詳細ツリーの[Interstage]ノード-[<ワークユニット名>]ノード配下の、各詳細表示項目を選択することで表示できます。
Interstage Application Server(ワークユニット)カテゴリーのレポート
汎用レポートカテゴリーのレポート