変更内容
Javaランタイムの排他障害修正(JDK-8248657)で、スレッド生成時に厳密な排他制御をするようになりました。
この修正による単体性能影響はほぼありませんが、大量のスレッドを同時に生成する処理において、CPU高負荷状態のときにスレッドの生成性能の低下につながりやすくなります。
一例として、CPUコア数が少ない環境においてインスタンス数の多いGlassFish Serverクラスターを起動させた場合に、V1.0に比べてクラスター起動に時間がかかる場合があります。
非互換
スレッド生成時に厳密な排他制御をしません。
スレッド生成時に厳密な排他制御をするため、アプリケーション起動時の性能が低下する場合があります。
対処方法
スレッド生成時の厳密な排他制御による影響の程度は、アプリケーション、OS、ハードウェアに依存しますので、システム構築の際は、性能評価を十分実施してください。