GlassFishをセットアップします。セットアップの詳細は、「第3章 GlassFishのセットアップ」を参照してください。
「運用資産格納ディレクトリー」以外の値は、本コマンド実行後も変更可能です。「管理ユーザーID」によって設定される管理ユーザーの変更方法は「6.2 GlassFishのセキュリティ機能」、その他の値の変更方法は「第9章 定義項目一覧」を参照してください。
形式
ijsetup [-a 管理ユーザーID] [-c 運用資産格納ディレクトリー] [-d 運用管理用HTTPリスナーのポート] [-h HTTPリスナーのポート] [-l HTTPSリスナーのポート] [-m SSL通信クライアント認証用のIIOPリスナーのポート]
[-i IIOPリスナーのポート] [-s SSL通信用のIIOPリスナーのポート] [-n JMXコネクタが使用するRMIレジストリの接続ポート] [-e JMSのポート]
オプション
引数 | 値 | 省略可否 | 詳細 |
---|---|---|---|
-a | 管理ユーザーID | 可 | 指定できる最大長は、255バイトです。 指定できる文字は、半角英数字、「-」、「.」、「_」です。 省略した場合、「admin」が設定されます。 |
-c | 運用資産格納ディレクトリー | 可 | 絶対パスで指定してください。指定できる最大長は、50バイトです。指定したディレクトリーの親ディレクトリーが存在している必要があります。 指定できるパス名に含まれるディレクトリー名に使用できる文字は、以下です。 半角英数字、「-」、「.」、「_」 省略値から変更する場合は、半角スペースを含むパスを指定することはできません。 省略した場合、以下が設定されます。 <製品のインストール先>\glassfish\var 省略した場合、以下が設定されます。 /var/opt/FJSVeapf/glassfish |
-d | 運用管理用HTTPリスナーのポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「4848」が設定されます。 |
-h | HTTPリスナーのポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「8080」が設定されます。 |
-l | HTTPSリスナーのポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「8181」が設定されます。 |
-m | SSL通信クライアント認証用のIIOPリスナーのポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「3920」が設定されます。 |
-i | IIOPリスナーのポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「3700」が設定されます。 |
-s | SSL通信用のIIOPリスナーのポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「3820」が設定されます。 |
-n | JMXコネクタが使用するRMIレジストリの接続ポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「8686」が設定されます。 |
-e | JMSのポート | 可 | 指定できる範囲は、1-65535です。 省略した場合、「7676」が設定されます。 |
注意
本コマンドは複数同時に実行しないでください。
本コマンドはWindowsの場合は管理者ユーザー、Linuxの場合はrootユーザーで実行してください。
本コマンドはサービスおよびアプリケーションを停止してから実行してください。
例
実行例
<製品のインストール先>\glassfish\bin\ijsetup.bat
/opt/FJSVeapf/glassfish/bin/ijsetup