以下の手順で、クラスターサービス上にJakarta EEの環境を構築します。
作業開始時点の運用ノードをノード1、待機ノードをノード2として説明します。
引継ぎIPアドレスを登録したクラスターサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)を起動し、引継ぎIPアドレスを活性化させます。
ノード1で、「Jakarta EE運用環境の設定」と「Jakarta EEのIPアドレスおよびホスト名の変換」します。
運用ノードと待機ノードを切り替えて、ノード2にノード1と同じ設定します。
Jakarta EE運用環境の設定
GlassFish Serverクラスターの設定やアプリケーションの配備、リソースの作成、JMSの設定などJakarta EEの運用に必要な設定をしてください。
なお、クラスターサービスが起動・停止するPCMIサービスに合わせて、DASやGlassFish Serverクラスターを起動・停止したい場合は、PCMIサービスの出口機能を設定してください。PCMIサービスの出口機能については、「5.2.6 サービスの起動時・停止時の出口機能」を参照してください。
Jakarta EEのIPアドレスおよびホスト名の変換
Jakarta EE運用環境の設定で、IPアドレスやホスト名をGlassFishや定義ファイルに設定した場合、以下の手順でJakarta EEのIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。
資源のバックアップ/リストア
リストア時に引継ぎIPアドレス/ホスト名を指定することで、Jakarta EEに設定されているIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。バックアップ/リストアの手順は、「運用ガイド」の「保守作業をする」-「バックアップする」および「リストアする」を参照してください。
glassfish-acc.xmlの編集
必要に応じて、作成したglassfish-acc.xmlをテキストエディターなどで開いて、以下の値を引継ぎホスト名に変更します。
[編集項目]
target-serverタグのname属性およびaddress属性