ページの先頭行へ戻る
Enterprise Application Platform V1.1.0 GlassFishユーザーズガイド
FUJITSU Software

8.2.5 Jakarta EEの環境設定

以下の手順で、クラスターサービス上にJakarta EEの環境を構築します。

作業開始時点の運用ノードをノード1、待機ノードをノード2として説明します。


  1. 引継ぎIPアドレスを登録したクラスターサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)を起動し、引継ぎIPアドレスを活性化させます。

  2. ノード1で、「Jakarta EE運用環境の設定」と「Jakarta EEのIPアドレスおよびホスト名の変換」します。

  3. 運用ノードと待機ノードを切り替えて、ノード2にノード1と同じ設定します。


Jakarta EE運用環境の設定

GlassFish Serverクラスターの設定やアプリケーションの配備、リソースの作成、JMSの設定などJakarta EEの運用に必要な設定をしてください。

なお、クラスターサービスが起動・停止するPCMIサービスに合わせて、DASやGlassFish Serverクラスターを起動・停止したい場合は、PCMIサービスの出口機能を設定してください。PCMIサービスの出口機能については、「5.2.6 サービスの起動時・停止時の出口機能」を参照してください。


Jakarta EEのIPアドレスおよびホスト名の変換

Jakarta EE運用環境の設定で、IPアドレスやホスト名をGlassFishや定義ファイルに設定した場合、以下の手順でJakarta EEのIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。

  1. 資源のバックアップ/リストア

    リストア時に引継ぎIPアドレス/ホスト名を指定することで、Jakarta EEに設定されているIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。バックアップ/リストアの手順は、「運用ガイド」の「保守作業をする」-「バックアップする」および「リストアする」を参照してください。

  2. glassfish-acc.xmlの編集

    必要に応じて、作成したglassfish-acc.xmlをテキストエディターなどで開いて、以下の値を引継ぎホスト名に変更します。

    [編集項目]

    target-serverタグのname属性およびaddress属性