他ネーミングサービス連携機能を使用する場合、システムプロパティまたはInitialContext作成時の引数のプロパティに下記プロパティを指定してください。
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
com.fujitsu.appserv.jndi.url | 問い合わせ先のホスト名とIIOP通信ポート番号を以下の書式で指定します。 ホスト名:ポート番号[,ホスト名:ポート番号,...] 例) vhost:23700 |
上記プロパティを指定した場合、GlassFish Serverインスタンス上のネーミングサービスを参照した際に、該当のJNDI名のオブジェクトリファレンスが存在しなかった場合、指定した外部のネーミングサービスに問い合わせます。
複数指定した場合は、先頭の宛先から接続を試行し、接続に失敗したら次の宛先に接続してフェイルオーバーします。
システムプロパティに指定する場合、プロセスで1つの設定となります。
システムプロパティとInitialContext作成時の引数のプロパティを同時に指定した場合、InitialContextの指定が優先されます。
IPCOM連携機能を使用する場合、Interoperable Naming Service(以降、INS)の規則は使用しないでください。
アプリケーションの参照するJNDIリソースが、配備時に利用可能でない場合、deployment.resource.validation=falseを指定します。
deployment.resource.validationは、配備時に各リソースが利用可能かをチェックするプロパティです。デフォルトはtrueです。
詳細は、「リソース検証の注意事項」を参照してください。
例
システムプロパティに指定する場合
-Dcom.fujitsu.appserv.jndi.url=vhost:23700
InitialContextに指定する場合
Hashtable<String, String> env = new Hashtable<>(); env.put("com.fujitsu.appserv.jndi.url", "vhost:23700"); InitialContext ic = new InitialContext(env);
GlassFish Serverクラスター起動処理中に他GlassFish Serverインスタンスを呼び出す場合
ライフサイクルモジュールやアプリケーション初期化処理など、GlassFish Serverクラスター起動処理中に他GlassFish ServerインスタンスのEJBアプリケーションを呼び出す場合、InitialContext作成時の引数のプロパティに以下を指定します。
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
com.fujitsu.appserv.jndi.use.externallookup.onstartup | true または false を指定します。 GlassFish Serverクラスター起動処理中に他GlassFish ServerインスタンスのEJBアプリケーションを呼び出す場合、trueを指定します。 省略値は、false です。 |
例
Hashtable<String, String> env = new Hashtable<>(); env.put("com.fujitsu.appserv.jndi.use.externallookup.onstartup", "true"); InitialContext ic = new InitialContext(env);